シェストフ【Lev Shestov】
[1866〜1938]ロシアの思想家。本名、レフ=イサコビッチ=シュワルツマン(Lev Isaakovich Shvartsman)。革命後、フランスに亡命。非合理的、虚無的思想により、不安の哲...
シェッフェル【Joseph Victor von Scheffel】
[1826〜1886]ドイツの詩人・小説家。長編叙事詩「ゼッキンゲンのラッパ手」、歴史小説「エッケハルト」など。
シェニエ【André Marie de Chénier】
[1762〜1794]フランスの詩人。ロマン派、また高踏派の先駆者。フランス革命に参加し、刑死。作「悲歌」「牧歌」など。
シェパード【Sam Shepard】
[1943〜2017]米国の劇作家・脚本家・俳優。戯曲「埋められた子供」でピュリッツァー賞を受賞。その後も多数の戯曲を発表するかたわら、映画の脚本家や俳優としても活躍した。脚本「パリ、テキサス」...
シェフチェンコ【Taras Grigor'evich Shevchenko】
[1814〜1861]ウクライナの詩人・画家。ウクライナ国民文学の確立者。革命的傾向のため流刑。叙情詩集「コブザーリ」、叙事詩「ガイダマキ」など。
シェリダン【Richard Brinsley Sheridan】
[1751〜1816]英国の劇作家。機知と風刺に富んだ喜劇で知られる。作「恋敵」「悪口学校」「批評家」など。
シェリング【Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling】
[1775〜1854]ドイツの哲学者。神秘的直観を重視し、合理主義哲学の限界を批判、絶対者において自然と自我とが合一すると説く同一哲学を主唱。著「先験的観念論の体系」「人間的自由の本質」。
シェリントン【Charles Scott Scherrington】
[1857〜1952]英国の生理学者。中枢神経系を研究。ニューロンの機能の発見により1932年、エードリアンとともにノーベル生理学医学賞受賞。著「神経系の統御作用」「脊髄の反射活動」など。
シェリー【Shelley】
(Percy Bysshe 〜)[1792〜1822]英国の詩人。ロマン派の代表者。自由の精神と理想美をたたえた叙情詩を書いた。作「雲雀(ひばり)に寄す」「プロメテウス解縛(かいばく)」「西風...
シェワルナゼ【Eduard Amvrosievich Shevardnadze】
[1928〜2014]ジョージア(グルジア)・ソ連の政治家。グルジア共産党第一書記などを経て、1985年にソ連ゴルバチョフ政権下で外務大臣に就任。米国との冷戦終結やドイツ統一などの推進に貢献し...
シェンキェビチ【Henryk Sienkiewicz】
[1846〜1916]ポーランドの小説家。その歴史小説は民族独立運動に大きな影響を与えた。1905年、ノーベル文学賞受賞。作「クオ‐バディス」、三部作「火と剣」「大洪水」「パン‐ウォロディヨフス...
シェン‐ツォンウェン【沈従文】
[1902〜1988]中国の小説家。本名、沈岳煥。湖南省出身。「辺城」など西南辺境を舞台にした小説を書いた。中華人民共和国建国後に、非政治性を批判され自殺をはかる。のち、考古学の研究に転じ、大著...
シェークスピア【William Shakespeare】
[1564〜1616]英国の劇作家・詩人。俳優ののち、座付き作者として37編の戯曲、154編のソネットを書き、言葉の豊かさ、性格描写の巧みさなどで英国ルネサンス文学の最高峰と称された。四大悲劇「...
シェーファー【Peter Levin Shaffer】
[1926〜2016]英国の劇作家。数多くの人気作を発表し、「エクウス」で米国トニー賞を受賞。モーツァルトとサリエリを描いた「アマデウス」で再びトニー賞を受賞すると、同作の映画化に際しても脚本を...
シェーラー【Max Scheler】
[1874〜1928]ドイツの哲学者・社会学者。カントの形式主義倫理学に反対し、実質的価値倫理学を確立。現象学的方法を心理学・社会学・哲学などに適用した。晩年は、哲学的人間学の樹立に尽力。著「倫...
シェーレ【Karl Wilhelm Scheele】
[1742〜1786]スウェーデンの化学者。酸素・塩素・バリタ・弗化(ふっか)水素・シアン化水素などの発見、酒石酸・安息香酸などの単離、骨灰からの燐(りん)の製造など多くの業績がある。
シェーンハイマー【Rudolf Schönheimer】
[1898〜1941]米国の生化学者。ドイツ生まれ。生体内の代謝について、同位体標識を用いて調べる手法を確立した。1941年、ニューヨークで毒物により自殺。
シェーンベルク【Arnold Schönberg】
[1874〜1951]オーストリアの作曲家。後期ロマン派の影響を受け、無調音楽・十二音音楽という理論を打ち立てた。1933年、米国へ亡命。作品に「浄められた夜」「月に憑かれたピエロ」など。