いわ【岩/巌/磐】
1 地殻を形づくっている堅い物質。 2 石の大きなもの。岩石。いわお。「一念―をも通す」 3 (「錘」「沈子」とも書く) ㋐漁網を沈めるためにつけるおもり。 ㋑船のいかり。「―下ろすかたこそなけ...
いわ‐お【巌】
高く大きな岩。
いわがき‐まつなえ【巌垣松苗】
[1774~1850]江戸後期の儒学者。京都の人。号、東園(とうえん)。伏見宣光に学び、国史にも通じた。著「国史略」など。
いわもと‐よしはる【巌本善治】
[1863~1942]教育者。兵庫の生まれ。キリスト教の精神に基づいて女子教育に尽力。日本最初の婦人雑誌「女学雑誌」を発行し、女性解放運動を推進した。妻は若松賤子(わかまつしずこ)。
いわや【巌谷】
姓氏の一。 [補説]「巌谷」姓の人物巌谷一六(いわやいちろく)巌谷小波(いわやさざなみ)
いわや‐いちろく【巌谷一六】
[1834~1905]書家。近江(おうみ)の人。本名、修。字(あざな)は誠卿。小波(さざなみ)の父。政治家として活躍する一方、能書家として知られ、独自の書風を示した。
いわや‐さざなみ【巌谷小波】
[1870~1933]児童文学者・俳人。東京の生まれ。本名、季雄(すえお)。別号、漣山人(さざなみさんじん)。尾崎紅葉らと硯友社(けんゆうしゃ)を結成。のち創作童話を発表。また、おとぎ話の口演に...
がん【巌〔巖〕】
[人名用漢字] [音]ガン(呉)(漢) [訓]いわお いわ 1 ごつごつした大きな石。岩。「巌窟(がんくつ)・巌石/奇巌・巨巌」 2 岩穴。岩屋。「巌棲(がんせい)」 3 ごつごつしてけわしい。...
がん‐がん【巌巌】
[ト・タル][文][形動タリ]山や岩などが高く険しいさま。「此(この)大山(たいさん)―として物に動ぜぬ大器量の将軍をば」〈蘆花・不如帰〉
がん‐くつ【岩窟/巌窟】
岩の洞穴。岩屋。