すさきパラダイス【洲崎パラダイス】
芝木好子の短編小説。赤線とよばれた戦後下町の歓楽街に生きる人々の姿を描く。同作を表題作とする短編集は昭和30年(1955)刊。昭和31年(1956)川島雄三監督により「洲崎パラダイス赤信号」の題...
すみだ‐がわ【隅田川】
東京都東部を貫流する荒川の分流。北区岩淵で荒川から分岐する。墨田区鐘ヶ淵から下流をいうこともある。吾妻(あずま)橋から下流を大川ともいう。千住大橋から勝鬨(かちどき)橋まで16の橋が架かる。墨...
せいかのいち【青果の市】
芝木好子の小説。第二次大戦時の築地青果市場とそこに生きる人々の姿を描く。昭和16年(1941)発表。同年、第14回芥川賞受賞。
まるのうちはちごうかん【丸の内八号館】
芝木好子の中編小説。昭和39年(1964)刊。「湯葉」「隅田川」に続く自伝的3部作の最終作で、主人公は著者自身をモデルとする。
ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...