うしろ・みる【後ろ見る】
[動マ上一]世話をする。面倒をみる。後見(こうけん)をする。「物知り顔に教へやうなる事言ひ—・みたる、いとにくし」〈枕・二八〉
きき‐がお【聞き顔】
聞いて知っているような顔つき。聞き知り顔。「かかる御気色(けしき)—にはあらで」〈源・絵合〉
ぎょう‐さ【行作】
行儀作法。ふるまい。おこない。「さて身の—を見れば、物知り顔に我をたかぶり」〈都鄙問答〉
ことしり‐がお【事知り顔】
よく物事を知っているような顔つき。物知り顔。
なま‐ものしり【生物知り】
《「なまものじり」とも》いいかげんの知識しかないのに物知り顔をすること。また、その人。「世間の—がたまたま事のなりゆきを見て」〈谷崎・盲目物語〉