み‐こと【尊/命】
《御言(みこと)を発するお方の意から。また、「御事」の意とも》 [名]上代、神や人の呼び名の下につけた敬称。「…のみこと」の形で使う。「小碓(おうす)の—」「恨めしき妹(いも)の—の」〈万・七...
み‐こと【御言/命】
「言(こと)」を敬っていう語。神・天皇・貴人などの言葉。おおせ。御命令。「八十神(やそがみ)の—以(も)ちて」〈記・上〉
みこと‐のり【詔/勅】
《「御言宣(みことのり)」の意》 1 天皇の言葉。仰せ言。大御言(おおみこと)。 2 古文書の様式の一。天皇の命令を直接に下す文書。養老令の公式令(くしきりょう)には詔と勅の二つの様式が規定され...
みこと‐もち【宰/司】
《天皇の御言(みこと)を持ち、政(まつりごと)を行う意》上代、勅を受けて任地に下り、政務をつかさどった官人。律令制の国司の前身。「山部連小楯(やまべのむらじをたて)を針間(はりま)の国の—に任(...