ガラス【(オランダ)glas】
1 液体を溶融状態から冷却したとき、結晶せずに固化し、原子の配列が液体に似た不規則な状態になっている物質。三次元無規則網目構造をなす。珪酸塩(けいさんえん)ガラス・ソーダ石灰ガラス・鉛ガラスなど...
ガラス‐いた【ガラス板】
板状のガラス。板ガラス。
ガラス‐うつし【ガラス写し】
写真をガラス板や陶器の表面に焼き付けること。また、その写真。
ガラス‐え【ガラス絵】
ガラス板の裏面に不透明絵の具で描き、表面から見る絵。ヘレニズム時代にはじまり、1500年ごろ、ドイツ・イタリア・スペインで流行。奉納画・祈祷(きとう)画・メダルに用いる。日本では、江戸後期に流行した。
ガラス‐か【ガラス化】
液体が、結晶構造をとらずに、流動性を持たない状態になること。見かけは固体と同じだが、液体と同じように不規則な分子構造を持つ。→ガラス →非晶質
ガラスか‐ほう【ガラス化法】
細胞や組織に含まれている水を、氷結させずにガラス状態にして固体化すること。凍結に弱い多能性細胞や受精卵などの保存に用いられる。ガラス化保存法。→ガラス化
ガラスか‐ほぞんほう【ガラス化保存法】
⇒ガラス化法
ガラス‐がみ【ガラス紙】
1 紙や綿布にガラスの粉末を付着させたもの。紙やすりとして木製品・金具などを磨くのに用いる。 2 強くて薄い、半透明な紙。
ガラス‐きり【ガラス切り】
ガラスを切る道具。鉄製の軸の先端にダイヤモンド片などをつけたもの。ガラスカッター。
ガラス‐こうたく【ガラス光沢】
鉱物の、ガラスのような光沢。透明から半透明で、屈折率は金剛光沢よりも低い。