いぬ【犬/狗】
[名] 1 食肉目イヌ科の哺乳類。嗅覚・聴覚が鋭く、古くから猟犬・番犬・牧畜犬などとして家畜化。多くの品種がつくられ、大きさや体形、毛色などはさまざま。警察犬・軍用犬・盲導犬・競走犬・愛玩犬な...
いぬ【戌】
1 十二支の11番目。 2 方角の名。西から北へ30度の方角。西北西。 3 時刻の名。今の午後8時ごろ、およびその後の2時間。または午後8時の前後の2時間。 4 1にあたる年や日。 5 陰暦9月...
いぬ【犬】
中勘助の中編小説。大正11年(1922)、「思想」誌に発表。性描写の過激さから、発禁処分となる。
い・ぬ【寝ぬ】
[動ナ下二]《名詞「い(寝)」+動詞「ぬ(寝)」から》寝る。眠りにつく。「ここは気色ある所なめり。ゆめ—・ぬな」〈更級〉
い・ぬ【率寝】
[動ナ下二]連れていって一緒に寝る。共寝をする。「沖つ鳥鴨どく島に我が—・ねし妹は忘れじ世の尽(ことごと)に」〈記・上・歌謡〉
いぬ【×戌】
〔十二支の一つ〕the Dog, the eleventh of the twelve signs of the Chinese zodiac;〔方角〕west-northwest;〔時刻〕th...
いぬ【犬】
Ia dog;〔雌犬〕a bitch, a she-dog;〔猟犬〕a hound雑種の犬a mongrel犬の子a puppy;〔犬ころ〕a pup犬がほえているA dog is barkin...
いぬかき【犬×掻き】
a dog paddle犬掻きで泳ぐdo a dog paddle/dog-paddle
いぬき【居抜き】
彼女はこの店を居抜きで買ったそうだI hear she bought this shop 「with all its furnishings [lock, stock, and barrel].
いぬくぎ【犬×釘】
〔線路用の〕a railroad [dog] spike;〔頭が片方に寄ったくぎ〕an offset-head nail, a dog nail
いぬい‐とみこ
[1924〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。本名、乾富子。岩波少年文庫の編集のかたわら創作活動に従事。「うみねこの空」で昭和40年度(1965)野間児童文芸賞受賞。他に「ツグミ」「ながいな...
いぬかい‐たける【犬養健】
[1896〜1960]政治家。東京の生まれ。毅(つよし)の子。はじめ白樺派の小説家として活躍。第二次大戦後は第四次・五次吉田内閣の法相を務め、造船疑獄事件で指揮権を発動。
いぬかい‐つよし【犬養毅】
[1855〜1932]政治家。岡山の生まれ。号、木堂。第一議会以後、連続17回代議士に当選。藩閥打倒を主張して立憲国民党を結成、憲政擁護運動の先頭に立った。昭和4年(1929)政友会総裁。昭和6...
いぬかみ‐の‐みたすき【犬上御田鍬】
飛鳥時代の官人。推古天皇22年(614)遣隋使として中国に渡り、翌年帰国。舒明天皇2年(630)には第1回遣唐使として渡り、同4年に帰国。生没年未詳。
いぬ‐くぼう【犬公方】
江戸幕府第5代将軍、徳川綱吉の通称。生類(しょうるい)憐みの令を出し、極端に犬を愛護したことによる。