えど‐ぶし【江戸節】
江戸浄瑠璃のうち、江戸肥前掾(ひぜんのじょう)の肥前節、江戸半太夫の半太夫節、十寸見河東(ますみかとう)の河東節の三流をいう。また、特に半太夫節だけをいうこともある。
えど‐ぶね【江戸船】
関西・九州方面から江戸へ貨物を運んだ大きな船。江戸廻船。「—一艘(いっさう)、五人乗りの御座船、通ひ舟付けて売り申し候」〈浮・胸算用・一〉
えど‐ぶんがく【江戸文学】
江戸後期、明和・安永ごろから幕末まで、江戸で行われた文学。天明から文政のころ最盛期を迎え、読本(よみほん)・洒落本(しゃれぼん)・滑稽本・人情本・黄表紙・合巻(ごうかん)・川柳・狂歌などがあり、...
えどぶんがくとちゅうごくぶんがく【江戸文学と中国文学】
国文学者、麻生磯次の著書。近世日本文学と中国文学の関わりについて論じた研究書。昭和21年(1946)の刊行当初のタイトルは「江戸文学と支那文学」。