かけ‐づかさ【懸官】
「兼官(けんかん)」に同じ。「右大弁—、右近少将」〈宇津保・沖つ白浪〉
かけ‐づくり【懸(け)造(り)】
山や崖にもたせかけたり、谷や川の上に突き出したりして建てること。また、その建物。清水(きよみず)寺の舞台など。崖造(がけづく)り。
かけ‐づつ【掛(け)筒/懸(け)筒】
柱や壁に掛けて用いる、筒の形をした花器。
かけ‐つの【懸(け)角】
《「かけづの」とも》平安時代以降、邪気を払うため、宮殿内の御帳台(みちょうだい)の入り口の左右の柱にかけたサイの角。のちには沈(じん)の木で作り、両端に銀の金具をつけてつるした。御角(みつの)。
かけ‐づめ【駆(け)詰め/駈け詰め】
休むことなく駆け続けること。かけどおし。「—に駆ける」