か‐な【仮名/仮字】
《「かりな」の転「かんな」の撥音無表記》漢字に基づいて作られ、用いられるようになった、日本語独特の音節文字。一般には片仮名・平仮名をさすが、広義には万葉仮名を含めてもいう。→真名(まな)
かな【哉】
[終助]《係助詞「か」の文末用法+終助詞「な」から》体言・活用語の連体形に付いて、感動・詠嘆を表す。…だなあ。「人の心は愚かなるもの—」〈徒然・八〉 「病雁の夜さむに落ちて旅寝—/芭蕉」〈猿蓑〉...
か‐な
[連語]《終助詞「か」+終助詞「な」》文末にあって、名詞および名詞的な語、動詞・形容詞の連体形などに付く。 1 念を押したり、心配したりする気持ちを込めた疑問の意を表す。「うまく書ける—」「君一...
かな‐あじ【金味/鉄味】
1 鉄の品質。 2 刃物の切れ味。「さほど不心掛けでは、太刀先の—もおぼつかなし」〈浄・浦島年代記〉
かな‐あみ【金網】
針金を編んで作った網。
かな【仮名仮▲字】
kana; the Japanese syllabary [phonetic alphabet]説明Japanese writing employs kanji (Chinese ideogra...
かなあみ【金網】
wire netting [gauze](▼gauzeは目の細かい網)虫よけのため窓に金網を張るscreen a window to keep insects out
かない【家内】
1〔家族〕one's family;〔世帯〕a household家内安全を祈願したI prayed (to the gods) for the safety of my family.家内中元...
かなう【×叶う】
come true; be realized ⇒じつげん(実現)願いがかなったMy wish was fulfilled [granted].夢がかなったMy dream came true.長...
かなう【▲敵う】
1〔匹敵する〕抜け目なさでは彼にかなう者はなかったNo one could match him in shrewdness.計算では君にかなわないI am no match for you in...
かな【仮名】
[共通する意味] ★日本で漢字から作られた音節文字。[英] kana; the Japanese syllabary[使い分け]【1】「仮名」が、総称。【2】「平仮名」は、「あ、い、う、え、お…...
かない【家内】
[共通する意味] ★夫婦のうちの、女性の方。女性の配偶者。[英] a wife[使い方]〔妻〕(つま)▽妻の座を守る▽妻をめとる▽政治家の妻▽妻と一緒に旅行した〔家内〕▽家内がいつもお世話になっ...
かなう【敵う】
[共通する意味] ★同程度である。[英] to equal[使い方]〔並ぶ〕(バ五)▽成績では彼に並ぶものはいない〔敵う〕(ワ五)▽運動で彼に敵うものはいない▽私の腕ではあなたにかないません〔敵...
かなぐ【金具】
[意味] 器具に取り付ける金属製の鐶(かん)、錠、引き手、取っ手など、または、細工物などの総称。[英] a clasp[使い方]〔金具〕▽つづらの金具が錆(さ)び付いている▽額縁に金具を取り付け...
かなしい【悲しい】
[意味] 好ましくない事態に接し、心が痛むさま。また「哀しい」と書いて、かわいそうで哀れに思う気持ち。[英] sad⇔うれしい[使い方]〔悲しい〕(形)▽親友と別れるのは悲しい▽悲しくて涙が止ま...
かない‐のぶる【金井延】
[1865〜1933]経済学者・社会政策学者。静岡の生まれ。東大教授。ドイツ経済学の紹介、社会政策の普及に努め、社会政策学会の設立に尽力した。著「社会経済学」。
かない‐みえこ【金井美恵子】
[1947〜 ]小説家・詩人。群馬の生まれ。反リアリズムの作風と官能的文体で知られる。詩集「マダム・ジュジュの家」「春の画の館」、小説に「愛の生活」「プラトン的恋愛」「タマや」など。
かながき‐ろぶん【仮名垣魯文】
[1829〜1894]幕末から明治にかけての戯作者・新聞記者。江戸の人。本名、野崎文蔵。別号、鈍亭など。著に、開化の風俗を描いた「西洋道中膝栗毛」「安愚楽鍋(あぐらなべ)」など。
かなもり‐とくじろう【金森徳次郎】
[1886〜1959]憲法学者・政治家。愛知の生まれ。岡田内閣の法制局長官のとき、天皇機関説信奉者として攻撃を受け、辞任。第二次大戦後、吉田内閣の国務相として、日本国憲法の起草にあたる。国会図書...
カナレット【Canaletto】
[1697〜1768]イタリアの画家。本名、アントニオ=カナル(Antonio Canal)。ベネチアの町並みや運河の景観を描いた作品で有名。甥(おい)のベロットもカナレットと称し、各地の都市景...