くれ‐ぐれ【暮れ暮れ】
日が暮れようとするころ。暮れ方。夕方。「其日の—に母親は還(もど)って来たのである」〈紅葉・多情多恨〉
くれ‐ぐれ【呉呉】
[副]繰り返し繰り返しするさま。念を入れるさま。「決して素生を明かしてくれるなと—お頼みでしたから」〈鉄腸・花間鶯〉
くれ‐ぐれ【暗暗】
[副]《上代は「くれくれ」》心が暗く悲しみに沈むさま。また、思案に暮れるさま。「—と秋の日ごろのふるままに思ひ知られぬあやしかりしも」〈和泉式部日記〉
くれぐれ‐も【呉呉も】
[副] 1 何度も心をこめて依頼・懇願したり、忠告したりするさま。「—お大事に」 2 何度考えても。かえすがえす。「—嬉しきものにかの時の訓戒を記して」〈露伴・いさなとり〉