さし‐わ・く【差し分く】
[動カ四]ことさらに区別する。「—・きては心よからぬ事こそ侍れ」〈宇津保・蔵開中〉 [動カ下二] 1 に同じ。「玉江こぐ蘆かり小舟—・けて誰をたれとか我は定めん」〈後撰・雑四〉 2 分割す...
さし‐わけ【指(し)分け】
将棋で、何番かの対局の結果、勝敗の数が同じであること。
さし‐わたし【差(し)渡し】
1 一方から他方へかけ渡すこと。また、その長さ。 2 直径。「—二メートルの巨木」 3 直接つながっていること。また、血縁であること。「故斎とは—の従弟(いとこ)なり」〈浮・新永代蔵〉
さし‐わた・す【刺し渡す】
[動サ四]こちら側からあちら側まで網などを仕掛ける。「平瀬には小網(さで)—・し速き瀬に鵜(う)を潜(かづ)けつつ」〈万・四一八九〉
さし‐わた・す【差し渡す】
[動サ四] 1 さおを差して舟を向こう側へ渡す。「新宮の川舟に奉りて—・すほど」〈増鏡・内野の雪〉 2 一方から他方へかけわたす。架す。「酒壺に—・したる直柄(ひたえ)のひさごの南風吹けば北にな...