さの【佐野】
栃木県南西部の市。中世は佐野氏の城下町、江戸時代は日光街道の宿場町。古くから佐野縮(ちぢみ)の産地。中部に出流原(いずるはら)弁天池の湧水がある。人口12.1万(2010)。
群馬県高崎市南...
さの【佐野】
姓氏の一。 [補説]「佐野」姓の人物佐野源左衛門尉常世(さのげんざえもんのじょうつねよ)佐野次郎左衛門(さのじろうざえもん)佐野真一(さのしんいち)佐野常民(さのつねたみ)佐野利器(さのとしかた...
さ‐のう【左脳】
大脳半球左側の通称。右半身を制御する。⇔右脳。 [補説]計算や論理的思考などに大きく関わるともいわれる。
さ‐のう【砂嚢】
1 砂を入れた袋。すなぶくろ。 2 鳥類の胃で、前胃の後ろにある部分。胃壁は厚く、内部には飲み込んだ砂礫(されき)があり、食物を砕く。すなぎも。すなぶくろ。 3 ⇒砂瓤(さじょう)
さの‐けんざん【佐野乾山】
尾形乾山が晩年、下野(しもつけ)国佐野に招かれて焼いた陶器。
さのげんざえもんのじょう‐つねよ【佐野源左衛門尉常世】
鎌倉時代の武士。上野(こうずけ)の人。謡曲「鉢木(はちのき)」の主人公。生没年未詳。→鉢木
さの‐しんいち【佐野真一】
[1947〜2022]ノンフィクション作家。東京の生まれ。民俗学者宮本常一と渋沢敬三の交流を描いた「旅する巨人」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に、新聞の三行広告を題材にした「紙の中の黙示録...
さの‐じろうざえもん【佐野次郎左衛門】
江戸中期の下野(しもつけ)佐野の農民。享保(1716〜1736)のころ、江戸吉原の遊女八橋(やつはし)を恨み、八橋ほか多くの人を斬った。この事件は吉原百人斬りといわれ、歌舞伎化された。特に「籠釣...
さの‐つねたみ【佐野常民】
[1823〜1902]政治家・社会事業家。佐賀の生まれ。西南戦争に際し、博愛社を創立、のち日本赤十字社と改称し初代社長となる。元老院議長・枢密顧問官などを歴任。
さののおとがみ‐の‐おとめ【狭野弟上娘子】
奈良中期の女流歌人。狭野茅上(さののちがみの)娘子とする写本もある。中臣宅守(なかとみのやかもり)との別離の悲しみを詠んだ相聞歌(そうもんか)が万葉集に収められている。生没年未詳。