しし【父】
《上代東国方言》父(ちち)。「月日(つくひ)やは過ぐは行けども母(あも)—が玉の姿は忘れせなふも」〈万・四三七八〉
しし【肉/宍】
1 人のからだの肉。「身(せい)は短(ひく)き方にて、—肥満(こえ)たり」〈柳浪・黒蜥蜴〉 2 猪(いのしし)・鹿(しか)などの食用肉。「猪(ゐ)の—、鹿(か)の—はしらず」〈平家・一一〉
しし【尿】
小便をいう幼児語。しっこ。しい。
しし【獣/猪/鹿】
《「肉(しし)」と同語源で、それをとる獣をいう》 1 けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪(いのしし)・鹿(しか)。《季 秋》 2 「猪狩(ししが)り」の略。「ことに—の上手にて、力のつよきこ...
し‐し【士師】
1 古代中国で、刑罰の任に当たった役人。 2 王制以前の古代イスラエル民族の指導者・英雄。旧約聖書の士師記にその名が記されている。
しし【史詩】
a historical poem;〔叙事詩〕an epic
しし【嗣子】
〔男〕an heir;〔女〕an heiress
しし【四肢】
the limbs; the arms and legs彼はベッドに寝転んで疲れた四肢を伸ばしたExhausted, he stretched out on the bed./He tumble...
しし【志士】
a man of noble ideals愛国の志士a patriot勤王の志士a loyalist/a royalist/a loyal supporter of the Emperor
しし【死×屍】
a dead body; a corpse ⇒したい(死体)死屍累々heaps [piles] of corpses
しし【死屍】
[共通する意味] ★人や動物の死んだ体。[英] a dead body[使い方]〔死体〕▽行方不明の男性は山中で死体となって発見された▽死体遺棄〔死骸〕▽猫の死骸▽虫の死骸〔遺体〕▽遭難者の遺体...
しし【嗣子】
[共通する意味] ★家を継ぐ子供。[英] an heir(男); an heiress(女)[使い方]〔跡取り〕▽跡取りが成人してほっとしている▽跡取り娘〔跡継ぎ〕▽あの家には跡継ぎがいない〔嗣...
ししつ【資質】
[共通する意味] ★生まれつきその人が備えている能力や性質。[英] makings; nature[使い方]〔質〕▽最近の大学生は質が落ちている▽蒲柳(ほりゅう)の質(=体質がひ弱いこと)〔素質...
ししつ【私室】
[共通する意味] ★一人用の部屋。[英] a private room[使い方]〔個室〕▽病人を個室から大部屋に移す〔私室〕▽私室に入らないでほしい▽事務所の一部屋を私室として使う[使い分け] ...
ししゃ【死者】
[共通する意味] ★死んだ人。[英] the deceased[使い方]〔故人〕▽仲間が集まって故人を偲(しの)ぶ▽彼も今や故人となった〔死者〕▽飛行機事故の死者の霊を慰める▽火災による死者の数...
しししんちゅう【獅子身中】
内部の者でありながら、害を及ぼす者のこと。また、恩を受けていながら裏切って害悪をなす者のこと。もとは、仏の弟子でありながら仏教に害をなす者をさす。獅子ししの体内に寄生する小さな虫が、獅子を死なせてしまうことがあるということから。
ししじんじん【志士仁人】
志のある人や仁徳者。▽「志士」は道や学問に志す人。「仁人」は仁徳のある人。
ししそうしょう【師資相承】
師の教えや技芸を受け継いでいくこと。また、師から弟子へ学問や技芸などを引き継いでいくこと。▽「師資」は師匠・先生。また、師匠と弟子。「師資しし相承あいうく」と訓読する。
ししそんそん【子子孫孫】
末代まで。孫子まごこの代まで。代々。子孫の続く限りの意。▽「子孫」を重ねて強めた語。「孫孫」は「そんぞん」とも読む。
ししふんじん【獅子奮迅】
獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。また、そのような猛烈な勢いで活動すること。▽「獅子」はライオン。「奮迅」は激しく奮い立つさま。
しし【子思】
[前483ころ〜前402ころ]中国、春秋時代の学者。魯(ろ)(山東省)の人。孔子の孫。名は伋(きゅう)。子思は字(あざな)。曽子(そうし)に師事し、孟子に影響を与えた。「中庸」の著者と伝えられる。
シシコフ【Vyacheslav Yakovlevich Shishkov】
[1873〜1945]ソ連の小説家。シベリアを舞台にした作品が多い。歴史小説「エメリヤン=プガチョフ」など。
しししん‐おう【獅子心王】
イングランド王リチャード1世の異称。
しし‐ぶんろく【獅子文六】
[1893〜1969]小説家・劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、岩田豊雄。岸田国士(きしだくにお)らと劇団文学座を創立。一方で、ユーモア小説で流行作家となった。文化勲章受章。小説「海軍」「自...
し‐しめい【史思明】
[704ころ〜761]中国、唐代の武将。安史の乱の指導者。営州(遼寧(りょうねい)省)生まれの突厥(とっけつ)系の胡人。安禄山とともに各地を転戦。禄山の死後、いったん朝廷にくだり、のち再びそむい...