なに‐は【何は】
[連語]《代名詞「何」+係助詞「は」》何やかやは。あれやこれやは。種々のことは。多く地名「難波」に掛けて用いる。「津の国の—思はず山城のとはにあひ見むことをのみこそ」〈古今・恋四〉
何(なに)はさておき
ほかの事はひとまずあとのことにしても。まっ先に。「—被災地の救援にあたる」
何(なに)はともあれ
ほかの事はどうであろうとも。ともかく。「—報告だけはきちんとしておく」
何(なに)は無(な)くとも
格別のものはなくとも。ほかのものは差し置いても。当面はそのものがあれば十分という気持ちを表す。「—米の飯だけは欠かせない」
何(なに)はの事(こと)
1 どんな事。何事。「—を、さる住まひにて思ひ残し言ひ残すらむ」〈かげろふ・下〉 2 あれやこれやの事。万事。「いにしへに—も変らねど涙のかかるたびはなかりき」〈後拾遺・哀傷〉
なにはさておき【何はさて置き】
何はさておき食事をしようLet's eat before anything else.何はさておき病院に行きなさいGo right away to the hospital. Everythin...
なにはともあれ【何はともあれ】
何はともあれ無事に帰れてよかった「At any rate [In any case/Anyway], I am glad to see you home safe again.
なにはなくとも【何は無くとも】
何は無くともまず一献Let's have a cup of sake even though we have nothing else.何は無くとも一家健康で幸福ならばそれでよいAll I wa...