ぬぎ‐かけ【脱(ぎ)掛け】
1 脱いでいる途中であること。「—の服をあわてて着直す」 2 「脱ぎ下げ」に同じ。 3 着物を半分脱いで、肩を出すこと。肩脱ぎ。また、抜き衣紋(えもん)にすること。「ゆたかに—して肌帷子の紋所に...
ぬぎ‐か・ける【脱(ぎ)掛ける】
[動カ下一][文]ぬぎか・く[カ下二] 1 衣服を脱ぎはじめる。途中まで脱ぐ。「—・けたコートをまた着直す」 2 衣服を脱いで物や肩に掛ける。「我が身は竹の林にあらねどもさたが衣を—・くるかな」...
ぬぎ‐さげ【脱ぎ下げ】
能装束の着方の一。着流しにした唐織(からおり)などの右袖を脱いで後ろに垂らすもの。狂女物に多い。脱ぎ掛け。
ぬぎ‐すて【脱(ぎ)捨て】
脱ぎ捨てたままにすること。また、その衣服や履物。「—の寝巻」
ぬぎ‐す・てる【脱(ぎ)捨てる】
[動タ下一][文]ぬぎす・つ[タ下二] 1 衣服や履物などを脱いでそのままにしておく。「コートを—・てる」 2 古い考え方や習慣などを捨て去る。「旧弊を—・てる」