はたた‐がみ【霹靂神】
《はたたく神の意》激しい雷。《季 夏》「—下りきて屋根の草さわぐ/青邨」
は‐たたき【羽撃き】
《「はだたき」とも》はたたくこと。はばたき。「雁が鳴きつつ—をして」〈鴎外・雁〉
はたた・く
[動カ五(四)] 1 旗などが風に吹かれてはたはたと鳴る。はためく。「頭上に—・く旗のそよぎを耳にして」〈蘆花・思出の記〉 2 雷が鳴りとどろく。はためく。「水無月の照り、—・くにも障らず来たり...
は‐たた・く【羽撃く】
[動カ五(四)]鳥が翼を広げて打ち合わす。はばたく。「鳥は憩うが如く見えしが、俄に—・く勢に」〈鴎外訳・即興詩人〉
はたたて‐だい【旗立鯛】
チョウチョウウオ科の海水魚。全長約20センチ。体はほぼ菱形で、白地に幅広い2本の黒色横帯がある。背びれの第4棘(きょく)が長く白い。本州中部以南に分布。