まん‐よう【万葉】
《連声(れんじょう)で「まんにょう」とも》 1 多くの木の葉。あらゆる草木の葉。 2 万世。よろずよ。「成敗一統に帰し、大化—に伝はること」〈太平記・一四〉
まんよう【万葉】
《連声(れんじょう)で「まんにょう」とも》「万葉集」の略。
まんようい【万葉緯】
江戸中期の編注書。20巻。今井似閑(いまいじかん)著。享保2年(1717)ごろ成立か。万葉集の注釈に役立つ古歌・古文を集め、注を施したもの。
まんよう‐がな【万葉仮名】
漢字の表す意味とは関係なく、漢字の音や訓をかりて国語の音を表記するのに用いた漢字。万葉集に多く用いられているので、この名がある。字音によるものとして、阿米(アメ・天)・久尓(クニ・国)・許己呂(...
まんようこう【万葉考】
江戸後期の万葉集の注釈書。10冊。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5〜天保6年(1768〜1835)刊。総論で万葉集の時代区分・歌人などを論じ、巻1・2・11・12・13・14の6巻を万葉集の原...