かり【甲/上】
《動詞「か(上)る」の連用形から》邦楽で、音の高さを上げること。特に、尺八でいう。かん。⇔乙(めり)。
かり【仮】
《「借り」と同語源》 1 間に合わせであること。「—の住まい」「—の措置」「—調印」 2 本当のもの、本来のものではないこと。「—の親」「—の姿」 3 仮定すること。「これは—の話だが」→仮に
かり【狩(り)/猟】
1 山野で鳥獣を追いかけて捕らえること。猟(りょう)。狩猟。《季 冬》「弓張や—に出る子のかげぼふし/嘯山」 2 (接尾語的に用い、「がり」と濁る) ㋐魚介類をとること。「潮干—」 ㋑山野で植物...
かり【借り】
1 借りること。また、借りたもの。特に、借金・借財・負債など。「—を返済する」⇔貸し。 2 人から恩義・援助・恥辱などを受けて、その報いをしていない状態。「この—はいつかきっと返す」⇔貸し。 3...
かり【雁/鴈】
[名]《鳴き声から》ガンの別名。《季 秋》「久しくて次なる—の鳴き渡る/汀女」 [副]ガンの鳴き声を表す語。「声に立てつつ—とのみ鳴く」〈後撰・秋下〉
かり【仮】
1〔間に合わせ〕仮の 〔一時的な〕temporary, provisional;〔急場しのぎの〕makeshift, stopgap;〔試験的な〕tentative仮の住まいa temporar...
かり【借り】
I1〔借金〕a debt; a loan彼に借りがあるI am in debt to him.君に1万円借りがあるI owe you ten thousand yen.1か月以内にきっと借りを返...
かり【借り】
borrowing
かり【狩り】
1〔猟〕hunting; a hunt狩りに行くgo ((deer)) hunting猟鳥の狩りをするshoot game birds2〔貝・きのこなどを採ること〕潮干狩り⇒しおひがり(潮干狩り...
かり【×雁】
⇒がん(雁)
かりあつめる【駆り集める】
[共通する意味] ★多くの人または動物を一か所にまとめる。[英] to gather[使い方]〔集める〕(マ下一)▽社員を全員集めて会議を開く▽有能な人材を集める〔寄せ集める〕(マ下一)▽はみ出...
かりいれ【刈り入れ】
[共通する意味] ★熟した作物を、刈ったり抜いたりして、食糧や商品になるようにまとめること。[英] a harvest[使い方]〔刈り入れ〕▽稲の刈り入れが始まる〔取り入れ〕▽果物の取り入れ〔収...
かりかり
[共通する意味] ★いらだつさま。[英] to be nervous (about)[使い方]〔かりかり〕(副)スル〔いらいら〕(副)スル〔じりじり〕(副)スル〔やきもき〕(副)スル〔むしゃくし...
かりずまい【仮住まい】
[共通する意味] ★仮に住む所。[英] a temporary residence[使い方]〔仮住まい〕スル▽家を建て直す間仮住まいの生活をする▽親類の家に仮住まいする〔仮寓〕スル▽仮寓の身なの...
かりて【借り手】
[共通する意味] ★借りる側の人。[英] a borrower; a tenant[使い方]〔借り主〕▽アパートの借り主が夜逃げした〔借り手〕▽家の借り手を探す〔テナント〕▽向かいのビルでテナン...
かりょうじょうたい【下陵上替】
世の中が大いに乱れた様子。下克上げこくじょうが行われている世をいう。下の者が上をしのいで、上の者が衰える意。▽「陵」はしのぐ意。「替」はすたれる、衰えること。「下しも陵しのぎ上かみ替すたる」と訓読する。
かりょうのわかれ【河梁之別】
送別のこと。親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。もとは人を見送って橋の上で別れる意。
かりょうびんが【迦陵頻伽】
美しい声のたとえ。また、声の非常に美しいもののたとえ。あるいはヒマラヤ山中にいる想像上の鳥の名で、まだ殻にあるときに美しい声で鳴くともいい、極楽浄土にすみ、比類なき美声で鳴く想像上の鳥ともいう。浄土曼陀羅じょうどまんだらの絵などでは上半身は美女、下半身は鳥の姿で描かれている。▽仏教語。梵語ぼんごkalavinkaの音写で、仏典では「好声鳥」「逸音鳥」「妙声鳥」などと訳されており、この鳥の比類のない美声を仏の声にたとえている。
カリエール【Eugène Carrière】
[1849〜1906]フランスの画家。女性像、特に母性愛をテーマとする作品が多く、単色の夢幻的な美しさを特徴とする。代表作「母性」「接吻(せっぷん)」など。
カリマコス【Kallimachos】
[前310ころ〜?]古代ギリシャの詩人。アレクサンドリアの図書館の司書として、「大目録」120巻を作成。詩論家としても活躍し、作「アイティア」などの断片が残っている。
かりや‐えきさい【狩谷棭斎】
[1775〜1835]江戸後期の考証学者。江戸の人。本姓は高橋。名は望之。日本の古典の考証・注解や金石文の収集などに業績を残した。著「日本国現報善悪霊異記攷証」「古京遺文」「箋注倭名類聚抄(せん...
カリーニン【Mikhail Ivanovich Kalinin】
[1875〜1946]ソ連の政治家。中央執行委員会議長・最高会議幹部会議長を歴任。