ちょう‐じ【丁子/丁字】
1 フトモモ科の常緑高木。芳香があり、葉は楕円形で両端がとがる。筒状の花が房状に集まってつき、つぼみは淡緑色から淡紅色になり、開花すると花びらは落ちる。つぼみを乾燥したものを生薬や香辛料にし、ま...
ちょうじ‐あぶら【丁子油】
チョウジのつぼみ・葉などを水蒸気蒸留して得られる油。主成分はオイゲノール。香料・香辛料・薬料として用いる。クローブオイル。丁香油。ちょうじゆ。
ちょうじ‐いろ【丁子色】
チョウジのつぼみの煮汁で染めた黄茶色。
ちょうじ‐がしら【丁子頭】
灯心の燃えさしの頭にできる、チョウジの実のような丸いかたまり。俗に、これを油の中に入れると貨財を得るといわれる。ちょうじあたま。ちょうじばな。
ちょうじ‐がすみ【丁子霞】
日本画で、構図を引き締めるために画面の上下または中途に金箔・砂子(すなご)などで描かれる、かすみのたなびく形。