足駄(あしだ)を履(は)いて首(くび)っ丈(たけ)
《「くびったけ」を強めた言い方。足駄をはいても首のあたりまで深みにはまる意から》異性にほれ込んで夢中になること。
あり‐たけ【有り丈】
《「ありだけ」とも》 [名]「ありったけ
」に同じ。「—の懐中物を帯の間から取出して見ると」〈有島・或る女〉
[副]「ありったけ
」に同じ。「白い髯を—生やしているから年寄と云う事だけは別(...
ありっ‐たけ【有りっ丈】
《「ありたけ」の音変化》 [名]あるだけ全部。「—の声を張り上げる」「資金の—をつぎ込む」
[副]可能な限り多く。できるだけ。思う存分。「力を—出す」
いき‐たけ【裄丈】
「ゆきたけ」の音変化。「—知れたる猟師一人」〈浄・浦島年代記〉
いしん‐じょ【石ん丈/石ん千代】
石のように堅いこと。また、その人。頑固者。律義者。「ててご様は隠れもない—なり」〈浄・寿の門松〉
ありったけ【有りっ丈】
ありったけの知恵を絞って対策を練ったWe put all the ingenuity we possessed into our plans to combat the problem.金はこれ...
おもいのたけ【思いの丈】
彼女に僕の思いのたけを打ち明けたI told her how much I loved her.子供のように思いのたけ大声で泣いてみたくなったI wanted to cry my heart o...
がんじょう【頑丈】
1〔固くてしっかりしている様子〕頑丈な solid;〔耐久性のある〕heavy-duty頑丈な鉄の扉a solid iron doorこの机は頑丈に出来ているThis desk is solid...
きじょう【気丈】
気丈な娘a dauntless girl気丈に振る舞うact courageously彼女はあんなに辛いことがあったのに涙一つ見せない,気丈な人だShe is really strong [to...
きたけ【着丈】
the length of ((a person's)) clothes [kimono]私の着物は着丈140センチだMy kimono is 140 centimeters long [in ...
がんじょう【頑丈】
[共通する意味] ★強く、しっかりしているさま。[英] solid; firm[使い方]〔頑丈〕(名・形動)▽この車は頑丈にできている▽頑丈な橋〔堅牢〕(形動)▽堅牢な仕上げの棚▽堅牢無比〔堅固...
せたけ【背丈】
[共通する意味] ★頭頂からかかとまでの、体の長さ。[英] height[使い分け]【1】「身長」は、やや改まった言い方で、書き言葉としても用いられる。「背」「背丈」は日常会話で多く使われる。大...
たけ【丈】
[共通する意味] ★頭頂からかかとまでの、体の長さ。[英] height[使い分け]【1】「身長」は、やや改まった言い方で、書き言葉としても用いられる。「背」「背丈」は日常会話で多く使われる。大...
たけ【丈】
[共通する意味] ★和服で、着物の肩山からすそまでの長さ。[英] length[使い方]〔丈〕▽丈を二寸ほど詰める〔身丈〕▽身丈を測る[使い分け] 仕立てられた衣服の丈のことをいう、「丈」は、身...
ほうじょう【方丈】
[共通する意味] ★一つの寺の長である僧。[英] the chief priest[使い分け]【1】「住職」「住持」ともに住持職を略した語。「住職」の方が、日常的に使われている。【2】「方丈」は...
きえんばんじょう【気炎万丈】
意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。多くは意気盛んな談論についていう。▽「気炎」は炎が燃え上がるように盛んな気勢。意気込み。「万丈」は非常に高いこと。「丈」は長さの単位。気勢を上げるのを高く燃えあがる炎にたとえたもの。「炎」は「焔」とも書く。
こうえんばんじょう【光焰万丈】
詩や文章などの内容が雄大で力強いさま。
こうじんばんじょう【黄塵万丈】
強い風に吹かれて、土煙がもうもうと空高く舞い上がっているさま。戦場で砂煙が舞い上がっているさまに用いられることもある。▽「黄塵」は黄色い土煙、砂煙。また、世間の俗事の意にも用いる。「万丈」はきわめて高いことをいう。「丈」は長さの単位。
しょくぜんほうじょう【食前方丈】
きわめてぜいたくな食事のこと。ごちそうが自分の前に、一丈四方もいっぱいに並べられる意から。▽「食前」は食事の席の前。「方丈」は一丈四方。「丈」は長さの単位。一丈は約三・〇三(周代は二・二五)メートル。
はらんばんじょう【波瀾万丈】
変化がきわめて激しく、劇的であるさま。▽「波瀾」はごたごた・もめごと。また、単調でなく複雑に変化すること。「瀾」は大波。「万丈」は非常に高いことや深いことの形容。「丈」は長さの単位。「瀾」は「乱」とも書く。
いせ‐さだたけ【伊勢貞丈】
[1718〜1784]江戸中期の有職(ゆうそく)故実家。江戸の人。号、安斎。家学の伊勢流を継ぎ、武家の故実を大成。著「貞丈雑記」「安斎随筆」など。いせていじょう。
しんどう‐じゅんじょう【真藤順丈】
[1977〜 ]小説家。東京の生まれ。平成20年(2008)「地図男」でダ・ヴィンチ文学賞の大賞を受賞し作家デビュー。「宝島」で第160回直木賞受賞。
のろ‐げんじょう【野呂元丈】
[1694〜1761]江戸中期の本草学者。伊勢の人。本姓は高橋、名は実夫。儒学・医学・本草学を学び、幕府採薬御用で各地を旅行。参府のオランダ人に質問し、「阿蘭陀本草和解」を著した。
りゅうてい‐りじょう【滝亭鯉丈】
[?〜1841]江戸後期の滑稽本作者。江戸の人。本名、池田八右衛門。江戸町人の退廃的な遊戯生活を写実的に描いた。作「花暦(はなごよみ)八笑人」「滑稽和合人」など。