いれこ‐ざけ【入れ子鮭/内子鮭】
はらこをもった鮭。子籠(こご)もり鮭。
うち【内】
[名] 1 (「中」とも書く)ある一定の区域・範囲の中。 ㋐仕切られた内側。内部。「家の—」⇔外(そと)。 ㋑中心または手前に寄ったほう。「—に切れ込むシュート」 ㋒ある範囲に含まれるもの。「...
うち‐あげ【内揚げ/内上げ】
1 (内揚げ)和裁で、衣服のあげをあらかじめ内側に縫い込んでおくこと。⇔外揚げ。 2 内金を支払うこと。また、内金。内入り。「米屋へ金子(きんす)三両—にして」〈浮・文反古・一〉 3 初婿入りの...
うち‐あそび【内遊び】
[名](スル)室内で遊ぶこと。家の中での遊び。主にゲーム類で遊ぶ。「—ばかりで外に出ない」→外遊び
うち‐いり【内入り】
1 外出から帰って家に入ること。また、その際の機嫌。「女房供今戻った…と—よきに」〈浄・浪花鑑〉 2 収入。もうけ。「旦那のおかげで今日も—がよござりますわい」〈浄・伊賀越〉 3 「内揚(あ)げ...
うち【内】
1〔物の内部〕the inside雨が降ってきたので内に入ったIt began to rain, and so we went inside [indoors].その戸は内からは開かないThe ...
うちいわい【内祝い】
1〔内輪の祝い〕 ((hold; have)) a private [family] celebration2〔その時の贈り物〕洋子の婚約の内祝いにコーヒーカップを親戚の者に配ったWe made...
うちうみ【内海】
an inland sea
うちかくし【内隠し】
an inner [inside] pocket
うちかぶと【内×兜内×冑】
I〔かぶとの内側〕the inside [lining] of a helmetII〔内部の事情〕inside information内兜を見透かすsee through a person's ...
うち【内】
[共通する意味] ★あるものや、囲まれている領域の、外側でない部分。[英] the inside[使い方]〔内〕▽内からかぎをかける▽生徒の内から代表者を選ぶ〔中〕▽かばんの中へ入れる▽三人の中...
うちいわい【内祝い】
[共通する意味] ★ひかえめな祝い。[英] a family celebration[使い方]〔内祝い〕▽就職が決まり、家族で内祝いをした〔心祝い〕▽息子の卒業式の朝、心祝いの赤飯を炊いた[使い...
うちうち【内内】
[共通する意味] ★外部の者をまじえないこと。[英] private; inside(内輪の)[使い方]〔内輪〕▽内輪の者だけで相談する▽内輪のもめごとは避けたい〔内内〕▽結婚式をうちうちで挙げ...
うちき【内気】
[共通する意味] ★消極的で、物事や人間に対して働きかける力が弱いさま。また、そういう性質。[英] weakness[使い方]〔弱気〕(名・形動)▽つい弱気になる▽弱気な態度〔引っ込み思案〕(名...
うちきん【内金】
[共通する意味] ★売買、貸借などの契約や分割払いなどで、当初に支払う金。[英] a key money[使い方]〔頭金〕▽マンション購入の頭金を支払う〔手付け〕▽手付けとして一万円置く▽手付け...
うちまたこうやく【内股膏薬】
あっちについたりこっちについたりして、節操のないこと。しっかりした意見がなくその時の気持ちで動くこと。また、そのような人をあざけっていう語。日和見ひよりみ。▽「内股」は股の内側。「膏薬」は練って作った外用薬。内股にはった膏薬が、動くたびに右側についたり左側についたりする意。「膏」は「ごう」とも読む。
ないごうがいじゅう【内剛外柔】
⇒ がいじゅうないごう(外柔内剛)
ないじゅうがいごう【内柔外剛】
内面は弱いのに、外見は強く見えること。また、気が弱いのに、外には強気な態度に出ること。▽「内柔」は内面が弱いこと。「内」は内面、「外」は表に現れる態度。「柔」は柔らかで弱い、「剛」は堅くて強いこと。「外剛内柔がいごうないじゅう」ともいう。
ないせいかんしょう【内政干渉】
ある国の政治や外交などのあり方に他の国が勝手に口出しして、主権を侵害すること。
ないせいがいだく【内清外濁】
乱れた世の中を生き抜く、処世術の一つ。心の中は清潔でありながら、うわべでは世俗にまみれて汚れたふりをすること。▽「内」は内面・心の中の意。「外」は外見に現れる部分のこと。あえて正義を主張するようなことはしないで、世俗との衝突を避け、心の中に清潔な心をしまっておくこと。
うちだ‐いつみ【内田五観】
[1805〜1882]幕末・明治初期の数学者。江戸の人。通称、恭。日下誠(くさかまこと)・高野長英に数学・蘭学を学ぶ。明治政府に仕えて太陽暦の採用に貢献。著「古今算鑑」など。
うちむら‐かんぞう【内村鑑三】
[1861〜1930]無教会派キリスト教伝道者・評論家。江戸の生まれ。一高教授のとき、教育勅語に対する敬礼を拒否して免職となる。日露戦争に際し、非戦論を唱えた。雑誌「聖書之研究」創刊。著「余は如...
うちむら‐ゆうし【内村祐之】
[1897〜1980]精神医学者。東京の生まれ。鑑三の長男。昭和11年(1936)東京帝大教授となり、松沢病院長を兼任。のち国立精神衛生研究所長。また、学生時代は投手として活躍しており、同37年...
うちやま‐かんぞう【内山完造】
[1885〜1959]書店経営者・日中友好運動家。岡山の生まれ。大正初期に上海で書店を開き、魯迅などの中国知識人と親交を結んだ。第二次大戦後は日中親善に尽力。
うつみ‐こうぞう【内海弘蔵】
[1872〜1935]国文学者・歌人。神奈川の生まれ。落合直文の結成した浅香(あさか)社に入り、短歌の改革運動に参加する。のち明大の教授となり国文学者として活躍するかたわら同大野球部を創設。東京...