きた‐やま【北山】
1 北方の山。 2 京都市市街の北側にある山々。船岡山・衣笠(きぬがさ)山・岩倉山など。また、その一帯の称。 3 《「北」を「来た」の意に掛けた洒落から》 ㋐恋慕の情が起こること。ほれること。→...
きたやま‐がわ【北山川】
奈良県南東部の伯母峰(おばみね)峠付近に源を発して南流し、和歌山県新宮市北部で熊野川に注ぐ川。上流には池原などのダムがあり、中流で瀞(どろ)八丁の峡谷をつくる。長さ約100キロ。
きたやま‐ざき【北山崎】
岩手県北東部、太平洋に臨む岬。陸中海岸を代表する景勝地の一。高さ100〜200メートルの断崖が8キロメートルにわたって続き、「海のアルプス」とよばれる。
きたやま‐しぐれ【北山時雨】
1 京都の北山の方から降り渡る時雨。 2 「北山3㋐」に同じ。「あいつおれには—だよ」〈滑・浮世床・二〉 3 「北山3㋒」に同じ。「どうやら腹も—」〈滑・旧観帖・初〉
きたやま‐すぎ【北山杉】
京都市北部から産する杉。磨き丸太として、室町時代から茶室や数寄屋に重用された。現代では高級建築材として床柱などに用いる。