じゅ‐なん【受難】
[名](スル) 1 苦難・災難を受けること。「水害・冷害と続いた農民—の年」 2 キリスト教用語。イエス=キリストが十字架にかけられて受けた苦難。「—曲」 [補説]曲名別項。→受難
じゅなん【受難】
《原題、(イタリア)La passione》ハイドンの交響曲第49番ヘ短調の通称。1768年作曲。通称は受難節に演奏されたと考えられることによる。
じゅなん‐きょく【受難曲】
キリストの受難を主題にした音楽。バッハの「マタイ受難曲」など。パッション。
じゅなん‐げき【受難劇】
キリストの受難を中心に、その生涯などを脚色した宗教劇。13〜16世紀ごろ、欧州各地で祝祭などに上演された。
じゅなん‐せつ【受難節】
カトリック教会では、四旬節最後の、受難の主日(しゅじつ)に始まる2週間。プロテスタントでは、棕櫚(しゅろ)の主日から復活日前日までの1週間。福音書に従ってキリストの受難を記念する各種行事が行われ...