くく・む【銜む/含む】
[動マ五(四)] 1 口の中にふくむ。「例の—・んだような言語(ものいい)までが」〈二葉亭訳・夢かたり〉 2 表面に加えもつ。ふくむ。「緊笑(しめわら)いにも愛嬌を—・んで」〈二葉亭・浮雲〉 ...
ふく・む【含む】
[動マ五(四)] 1 かんだり、飲みこんだりせず、物を口の中に入れたままの状態を保つ。また、口でくわえる。「水を口に—・む」「マウスピースを—・む」 2 成分・内容としてうちに包みもつ。また、...
含(ふく)む所(ところ)があ・る
心の中に恨み・不満などの気持ちがある。恨みに思っている。「何か—・る物言い」
ふふ・む【含む】
[動マ四] 1 花や葉が芽やつぼみのままである。「卯の花の咲く月立ちぬほととぎす来鳴きとよめよ—・みたりとも」〈万・四〇六六〉 2 ㋐口の中に入れて持つ。ふくむ。「(玉ヲ)口に—・みて」〈記・上...
ほほ・む【含む】
[動マ四]花がつぼみのままでいる。ふふむ。〈新撰字鏡〉 [動マ下二]ふくむようにする。ふくめる。「ほととぎす鳴かぬ嘆きの杜(もり)に来ていとども声を—・めつるかな」〈散木集・二〉