くち‐ばし【嘴/喙】
《「口端(くちばし)」の意》鳥類の口の部分に突出する、上下のあごの骨の表面が角質化したもの。えさをとるほか、水飲み、羽の手入れにも使う。食性により形はさまざま。カモノハシやウミガメにもみられる。
嘴(くちばし)が黄色(きいろ)・い
《ひな鳥のくちばしが黄色いところから》年が若くて経験の足りないことをあざけっていう言葉。「まだまだ—・くて頼りにならない」
嘴(くちばし)を容(い)・れる
自分とは直接関係のないことに横から口出しをする。容喙(ようかい)する。「人のすることにすぐ—・れたがる」
嘴(くちばし)を挟(さしはさ)・む
「嘴を容(い)れる」に同じ。
嘴(くちばし)を鳴(な)ら・す
1 しゃべりたてる。 2 歯ぎしりをして悔しがる。「女—・し…思ひ死にをさしたその恨みにと飛んでかかるを」〈浮・一代男・四〉