アイ‐エス‐ビー‐エヌ【ISBN】
《International Standard Book Number》書籍出版物を識別するために用いられる国際的なコード番号。プレフィックス(接頭数字)・国記号・出版者記号・書名記号・チェック...
アイ‐エー‐シー【IaC】
《infrastructure as code》情報システムの運用基盤を、専用のソフトウエアを使って構築し、自動的に設定・管理する手法。特に、クラウドサービス上で構築した情報システムを、簡易的な...
アイ‐シー‐シー‐アイ‐ディー【ICCID】
《IC Card ID》ICカードに付与される固有の識別番号。ICカード機能付きのクレジットカードやキャッシュカードのほか、スマートホンなどのSIMカードで用いられる。最長19桁の数字からなり、...
アイヌ
《アイヌ語で人の意》北海道を中心に日本列島北部、樺太(からふと)(サハリン)・千島(クリル)列島などに居住する民族。伝統的に狩猟・漁労・採集を主とする自然と一体の生活様式をもち、吟誦形式の叙事詩...
アイ‐ビー‐エー【IBA】
《important bird and biodiversity areas》野鳥の生息・種の保存にとって重要で、環境が維持されるべき地域。分布が限定的な固有種や絶滅危惧種の生息地、渡り鳥の中継...
海峡
a strait(▼固有名詞につける時は定冠詞をとる. 《英》 では複数形が普通であるが,《米》 では単数形のほうが普通.複数形にした場合,動詞は単複いずれも可);〔straitより広い場合〕a...
神棚
a household Shinto altar説明A kamidana is a small altar erected in homes to honor and worship deiti...
固有
固有の 〔独特の〕peculiar ((to));〔特質的な〕characteristic ((of));〔土地特有の〕native ((to)),《文》 indigenous ((to));〔...
こゆうの【固有の】
〔独特の〕peculiar ((to));〔特質的な〕characteristic ((of));〔土地特有の〕native ((to)),《文》 indigenous ((to));〔生来の...
金堂
1〔本堂〕the main hall (of a temple); the main sanctuary2〔金色の堂〕a golden hall;〔固有名詞として〕the Golden Hall
こせい【個性】
[共通する意味] ★事物の、他のものにはない固有の性質。[英] a characteristic; individuality[使い方]〔特質〕▽江戸文学の特質を挙げる〔個性〕▽作品の個性をよく...
とくしつ【特質】
[共通する意味] ★事物の、他のものにはない固有の性質。[英] a characteristic; individuality[使い方]〔特質〕▽江戸文学の特質を挙げる〔個性〕▽作品の個性をよく...
とくせい【特性】
[共通する意味] ★事物の、他のものにはない固有の性質。[英] a characteristic; individuality[使い方]〔特質〕▽江戸文学の特質を挙げる〔個性〕▽作品の個性をよく...
どくとく【独特】
[共通する意味] ★他にはなく、そのものだけが持っているさま。[英] unique《形》[使い方]〔独特〕(形動)▽独特の歌い方▽彼の筆づかいは独特だ〔特有〕(名・形動)▽大都市に特有な問題〔固...
とくゆう【特有】
[共通する意味] ★他にはなく、そのものだけが持っているさま。[英] unique《形》[使い方]〔独特〕(形動)▽独特の歌い方▽彼の筆づかいは独特だ〔特有〕(名・形動)▽大都市に特有な問題〔固...
ウェルフリン【Heinrich Wölfflin】
[1864〜1945]スイスの美術史家。時代・民族に固有の芸術様式の内的発展を究明し、比較様式史の概念を確立。著「美術史の基礎概念」など。
ハレー【Edmund Halley】
[1656〜1742]英国の天文学者。ハレー彗星(すいせい)をはじめ多くの彗星の軌道を確定。また、月の長年加速や恒星の固有運動を発見。海洋学・気象学にも貢献した。ハリー。
モーズリー【Henry Gwyn Jeffreys Moseley】
[1887〜1915]英国の物理学者。X線分光学を開拓し、元素に固有な特性X線の波長を測定してモーズリーの法則を発見、原子番号の決定方法を与えた。
ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
[1864〜1944]ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
食道のはたらき・食道の構造
食道は、のどと胃をつなぐ細長い管状の器官です。胃や腸などと同じ消化器官の一つですが、消化の機能はなく、食べ物を胃へと運ぶための輸送路として働いています。 食道の長さは成人で25㎝~30㎝ほどあり、長径約2㎝、短径約1㎝の楕円形をしています。ふだん食道は前後につぶれて閉じており、食べ物が通るときにだけ、大きく広がります。 食べ物は、液体で1秒~10秒、固形物で30秒~60秒ほどで、食道を通過していきます。 食道は3つのセクションに分けられます。のどから鎖骨の辺りまでが「頸部食道」。「胸部食道」は最も長く、大動脈、気管支、心臓など重要な器官と隣り合っています。そして、横隔膜から食道・胃接合部(噴門部)までの最も短い部分が「腹部食道」です。 また、食道には生理的狭窄といって、もともとくびれて狭くなっている部分が3カ所あります。食道の入り口部分の「第1狭窄部」。「第2狭窄部」は気管支が交差する部分。「第3狭窄部」は、胃液が逆流しないよう狭くなっています。 これら狭窄部にはがんができやすく、"食べ物がつかえる"などの違和感がある場合は要注意です。 食道の壁は厚さが約4mm。一番内側は「粘膜」で覆われています。この粘膜は、食べ物が通過しやすいよう、また食道が食べ物で傷つかないよう丈夫で滑らかな「重層扁平上皮細胞」という組織でつくられています。 粘膜の外には、「粘膜筋板」という薄い筋肉の層があり、その外は「粘膜下層」といいます。 粘膜下層のさらに外には、「輪状筋」と「縦走筋」からなる固有筋層があり、食道の蠕動運動を担っているのがこれら筋肉の層です。そして、いちばん外側は「外膜」という膜状の結合組織で覆われています。
食べ物が胃へ運ばれるしかけ
食道の役割は、口のなかで噛み砕かれた食べ物や水分を、胃へ送り込むことです。 ただ、食べ物は、自然に胃へと流れ落ちるわけではありません。食道のうねうねとした運動-蠕動運動によって、強制的に胃へと運ばれるのです。そのため、横になっていても、たとえ逆立ちしていたとしても、重力に関係なく食べ物は胃へ運ばれます。 食道の蠕動運動を担っているのは、食道壁にある固有筋層です。輪状筋が上から順に次々と収縮運動をすることで、ゆっくりと食べ物を胃へと押し運んでいきます。食べ物が食道を通過する時間は水分で1~10秒、固形物で30~60秒。胃に届くまでは水分で1秒、固形物で5~6秒です。 一方で、食道には胃からの逆流を防ぐ"防御機能"も備わっています。食道と胃の接合部である「噴門」に、「下部食道括約筋」があり、胃への入り口の開閉を調節しているのです。 括約筋とは、収縮することで管状の器官を閉じる作用をもつ筋肉のことで、ふだんは下部食道括約筋が収縮して、噴門が閉じられています。 しかし、食べ物が噴門に到達すると、下部食道括約筋がゆるんで噴門が開き、食べ物を胃へと通します。そして、食べ物が通過すると、噴門は再び閉じます。これを「噴門反射」といいます。 「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」という諺がありますが、食道の粘膜の感覚は、あまり敏感ではありません。しかし、食べ物や飲み物の刺激には鈍感でも、実際には熱いものや強いアルコール、たばこなどの影響によって、食道の粘膜は障害されます。 とくにアルコールやたばこによる過剰な刺激は、食道炎や食道がんの原因にもなります。食べ物を飲み込むときに痛みがある、しみたり、つかえる感じがあるなどの場合は要注意です。 食道の粘膜には、胃液に含まれる強力な酸や消化酵素を防御する機能はありません。そのため、胃液の逆流にさらされていると、容易に粘膜が傷害されてしまいます。 胃液が逆流する原因は、下部食道括約筋がうまく働かないことが考えられます。また、胃の上部が横隔膜の上に脱出した状態になる「食道裂孔ヘルニア」(235頁)も、胃液を逆流させる大きな原因となります。