アイ‐エム‐エル【IML】
《International Microgravity Laboratory》国際微小重力実験。NASA(ナサ)宇宙科学応用局が推進している計画。スペースラブ(宇宙実験室)を利用して国際協力によ...
あいがん‐けん【愛玩犬】
ペットとして飼う犬。愛玩する目的で、主に室内で飼われる小型の犬。狆(ちん)やパピヨンなど。
あい‐ぎょう【愛敬】
《仏語の「愛敬相」から。室町以降「あいきょう」とも》 1 親愛と尊敬の念をもつこと。人から愛され敬われること。あいけい。「この女子(にょし)に、—、富を得しめ給へ」〈今昔・一六・八〉 2 顔つき...
アイ‐シー‐ユー【ICU】
《intensive care unit》重症患者を収容し、熟練した医師・看護師が必要な医療設備を駆使して連続看護・処置を行う治療室。集中治療室。
あいす‐かげりゅう【愛洲陰流】
剣術の流派の一。室町中期に日向(ひゅうが)の愛洲移香(いこう)が創始。のち新陰流・柳生新陰流など多くの分派を生んだ。陰流。
青空
a blue sky青空市場an open-air market青空教室[授業]open-air classes青空コンサートan open-air concert青空駐車(illegal) r...
空き間
1〔空室〕a vacancy;〔貸し間〕a room 「for rent [《英》 to let]空き間なし〔ホテル入口の表示〕No Vacancies.空き間あり〔貸し間〕《米》 Room(s...
集まる
1〔集合する〕gather; come [get] together;〔群がる〕crowd together, mass;〔虫などが〕swarm;〔鳥などが〕flock子供たちは校庭に集まったT...
争う
1〔競争する〕compete, contend ((with [against] a person for a thing))彼はほかの3人の男と賞を争ったHe competed with th...
歩く
1〔足を使って動く〕walkぶらぶら歩くstrollいばって歩くstrutとぼとぼ歩くtrudgeよちよち歩くtoddle歩かせるmake a person walk/walk ((a dog)...
おくない【屋内】
[共通する意味] ★建物の中。[英] the interior of a room[使い方]〔屋内〕▽屋内と屋外の気温の差が大きい▽屋内の体育館で練習する▽屋内プール〔室内〕▽一日中、室内にいた...
しつない【室内】
[共通する意味] ★建物の中。[英] the interior of a room[使い方]〔屋内〕▽屋内と屋外の気温の差が大きい▽屋内の体育館で練習する▽屋内プール〔室内〕▽一日中、室内にいた...
インドア
[共通する意味] ★建物の中。[英] the interior of a room[使い方]〔屋内〕▽屋内と屋外の気温の差が大きい▽屋内の体育館で練習する▽屋内プール〔室内〕▽一日中、室内にいた...
こうしつ【皇室】
[共通する意味] ★君主の一家、一族。[英] a royal family[使い分け]【1】「皇室」は、天皇とその一家、一族をいう。【2】「皇族」は、天皇の一族をいう。この場合、天皇は含まない。...
こうぞく【皇族】
[共通する意味] ★君主の一家、一族。[英] a royal family[使い分け]【1】「皇室」は、天皇とその一家、一族をいう。【2】「皇族」は、天皇の一族をいう。この場合、天皇は含まない。...
えきせいかくめい【易姓革命】
王朝の交代のこと。天子の徳がなくなれば天命が別の姓の天子に改まり変わるという中国の政治思想。▽昔の中国では、天子は天命によって決まると信じられ、天子にその徳がなくなれば天命は他の人に代わり下ると信じられており、また一王朝は同じ血統(姓)で続いていくが、王朝交代の際には王室の姓が変わることからいう。「姓せいを易かえ命めいを革あらたむ」という意。
きょうかんじゃくし【強幹弱枝】
中央政府に権力を集中させて、地方の権限を抑え弱めるたとえ。幹たるべき中央政府を強くし、枝たるべき地方政権を弱くする意から。▽「幹」は帝室・中央政府の、「枝」は諸侯・地方政権のたとえ。「幹みきを強つよくし枝えだを弱よわくす」と訓読する。
けいかんしじん【桂冠詩人】
イギリスで国王から任命され、王室のために慶弔に詩を作ることを義務とした詩人。現在は慶弔に詩を作ることは任意となり、終身年俸が与えられる。
すいちょうこうけい【翠帳紅閨】
高貴な婦人の寝室のこと。▽「翠帳」はかわせみの緑の美しい羽で飾ったたれぎぬのこと。「紅閨」は赤く塗って飾った婦人の寝室の意。深窓の令嬢の生活のたとえとして使われる。
わけいせいじゃく【和敬清寂】
茶道で、主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い、茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つこと。千利休の茶道の精神・境地を表した語。▽「和」「敬」はともに主客の心得を、「清」「寂」は茶庭・茶室・茶器などに関する心得をいう。
あしかが‐たかうじ【足利尊氏】
[1305〜1358]室町幕府初代将軍。在職1338〜1358。初め高氏と称し、後醍醐天皇の諱(いみな)尊治の一字を賜って改名。元弘の変で六波羅(ろくはら)を攻め落としたが、のち天皇に背き、持...
いせ‐さだちか【伊勢貞親】
[1417〜1473]室町中期の武将・有職(ゆうそく)家。室町幕府の政所執事。伊勢守。将軍足利義政の信任を得て権勢を獲得、斯波氏の家督相続問題に干渉。また将軍継嗣問題では義視排斥に失敗、近江(お...
かのう‐まさのぶ【狩野正信】
[1434〜1530]室町中期の画家。伊豆の人。狩野派の祖。師の宗湛(そうたん)の跡を継いで室町幕府の御用絵師となり、水墨画を中心とする漢画と大和絵を使い分け、その現実的で平明な画風が好まれて、...
しば‐よしかど【斯波義廉】
室町中期の武将。室町幕府の管領。斯波氏を継いで、越前・尾張・遠江(とおとうみ)の守護職となった。のち、義敏と家督を争い、応仁の乱の一因を作った。生没年未詳。
しば‐よしまさ【斯波義将】
[1350〜1410]室町前期の武将。室町幕府の管領。足利義詮(あしかがよしあきら)・義満・義持の3代の将軍に仕え、幕府の基礎固めに尽力した。
音を聞くしくみ
耳は、外耳、中耳、内耳の3つの区域に分けられます。 外耳とは、側頭部から外にでている耳介と、耳介から鼓膜に至るまでの外耳道のことです。耳介と外耳道の一部は軟骨組織でつくられています。 耳介の下の部分(耳垂)には軟骨はなく、この部分は脂肪組織で形成されています。また、外耳道では、皮脂腺と耳垢腺から滲出した粘液で乾燥を防いだり、外部からのゴミを粘着して耳を保護しています。 中耳とは、鼓膜の奥の耳小骨と鼓室(中耳腔)をいいます。また、中耳の奥には耳管があり、咽頭につながっています。耳小骨は、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨という小さな3つの骨からなり、ツチ骨とアブミ骨には筋がついています。 いちばん奥にある内耳は、蝸牛、骨半規管、前庭から形成されています。頭蓋骨のなかのこれらの骨のなかに細い管が複雑な形で納まっていることから"骨迷路"と呼ばれます。 外界から聞こえてくる音は、耳介で集められ、外耳道を通って、鼓膜まで伝わってきます。この段階では、音はまだ「空気の振動」として伝わっています。 空気の振動は鼓膜を震わせ、中耳にある耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)でその振動を30倍以上に拡大して、内耳へ伝えます。 中耳から伝わってきた空気の振動は、内耳の蝸牛で内リンパ液の振動となり、蓋膜と有毛細胞を動かすことで刺激された有毛細胞から電気信号が発生し、その信号が脳(大脳の聴覚野)へ伝わることで、音として認識されます。
筋肉のはたらき
細い筋原線維が集まって、一つの集合体となったものを筋線維(筋細胞)といいます。さらに、その筋線維の束の集まりが筋肉です。 筋原線維のなかには、たんぱく質の細い線維と、太い線維が対に並んでいます。骨格筋は脳からの指令を受けた運動神経のはたらきにより、互いに引き合ったり、離れたりします。この収縮と弛緩の繰り返しにより、からだや臓器を動かしているのです。 骨格筋は中枢神経、心筋・平滑筋は自律神経からの指令で動いています。 骨格筋は自分の意思で動かせる随意筋です。 骨格筋の重量は、成人男性では体重の約3分の1を占めています。その主成分はたんぱく質で、ミオシンという太い線維と、アクチンという細い線維の2種類から成り立っています。 骨格筋には、収縮する速さにより「遅筋」と「速筋」があります。 遅筋は、酸素を運ぶ赤いたんぱく質を多く含み、からだの深層部で持続的な運動をします。 一方、速筋は、赤い色のたんぱく質が少なく、からだの表面に近い部分で、瞬発的な運動を担います。 また、2つの筋では、収縮をおこす分子(ミオシン)の種類が異なることがわかっています。 心筋は、心臓を形づくり動かす筋肉です。筋線維が結びついた構造をしています。 自らの意思で動かすことはできない不随意筋であり、自律神経やホルモンによってコントロールされています。 心臓は血液の入口となる「心房」と出口の「心室」から成り立っています。心室には右心室と左心室があります。そのうち左心室の心筋は、全身に血液を送り出す役割があるため、肺に送り出す右心室の3倍の厚さがあるなど、とくに強い力に耐えられる構造になっています。 心筋が休むことなく心臓を動かすことで、私たちの生命は維持されています。こうした理由から、心筋は、全身のなかでもっとも丈夫な筋肉といえます。 平滑筋は、心臓以外の内臓や血管の外壁となり、それらを動かすための筋肉です。短く細い紡錘形の筋線維から形成されています。 内臓の多くは内腔側から「輪走筋」、「縦走筋」の2層の平滑筋がついて、その外側を「漿膜」が覆う構造になっています。 「心筋」と同じく、私たちが自らの意思で動かすことのできない不随意筋であり、自律神経やホルモンによってコントロールされています。
血液循環と血管の構造
血液循環を構成する2つのルート―。その1つは、心臓の左心室から大動脈に拍出された血液が、中動脈→小動脈→細動脈→微細動脈→毛細血管の順に進んで全身を流れ、微細静脈→細静脈→小静脈→中静脈→上大静脈・下大静脈へと合流を繰り返しながら右心房に戻ってくる「体循環」です。 体循環で血液がからだを一周する時間は、約20秒といわれています。このわずかな時間で、血液は左心室を出発し、からだ中を巡りながら必要な部位でガス交換、すなわち酸素を届け、不要な二酸化炭素を引き取って右心房に戻ってきます。 もう一方のルートは、右心房→右心室→肺動脈を経由して肺に入り、肺静脈を通って左心房に戻ってくる「肺循環」です。このコースは、右心房を出てから3~4秒という短時間で血液が心臓に戻ってきます。 肺循環では、体循環のルートを通って心臓に戻ってきた血液から、二酸化炭素や老廃物などを取り除いて、再度、酸素を多く含んだ新鮮な血液に再生するため、肺のなかでガス交換を行ったのち、心臓へと戻します。 肺循環を終えた血液は左心房、左心室を経由して大動脈から再び体循環のルートへと進みます。 血液は、常に体循環、肺循環を交互に繰り返して体内を循環しているのです。 血管は血液が流れるパイプラインであり、パイプの内側にあたる"内腔"と、パイプの外壁となる"血管壁"からできています。 動脈と静脈では構造的な差異が若干あり、まず動脈は内腔が狭く、内側から、薄い「内膜」、厚い「中膜」、「外膜」の3層の膜が重なる厚い血管壁に囲まれ、弾力性に富んだ構造になっています。 また、太い動脈と細い動脈では、それぞれ役割が異なります。大動脈のように太い動脈は、弾力性に富んで心臓からの強い血流を受け止めて、血流を和らげる役割を担います。俗に"弾性血管"と呼ばれています。 細い動脈は"抵抗血管"とも呼ばれ、心臓からの圧力に抵抗して血液量を調整しています。心臓から送られてきた血液を、どこにどれだけ流すのかを分配します。 一方、静脈は体循環から心臓に戻る血液のラインで、体内の二酸化炭素や老廃物を吸収した血液が流れています。動脈同様に3層の膜で血管壁を形成していますが、内膜、中膜ともに薄く、平滑筋や弾性線維も少ないため、血管壁の弾力が強くありません。 静脈を流れる血液は体内の約75%。血管の数も動脈より多く、太いため、逆流を防ぐために弁がついています。さらに手足の筋肉の動きを"血液の流れをサポートするポンプ"として利用し、ゆるやかなスピードで心臓に血液を戻します。 これら動脈と静脈の間には、直径1mmにも満たない(約1/100mm)毛細血管が無数にあり、両者間を網の目状に走っています。 毛細血管の血管壁は、動脈や静脈に比べて薄く、内皮細胞、基底膜、周皮細胞などからできています。平滑筋はありません。