い‐しゅ【意趣】
1 恨みを含むこと。また、人を恨む気持ち。遺恨(いこん)。「—を晴らす」 2 心の向かうところ。意向。「格調高雅、—卓逸」〈中島敦・山月記〉 3 無理を通そうとすること。意地。「二人はわざと—に...
き‐が【帰臥】
[名](スル)官職を退いて故郷に帰り、静かに生活すること。「故山、虢略(かくりゃく)に—し、人と交を絶って」〈中島敦・山月記〉
き‐しょう【記誦】
[名](スル) 1 記憶しておいて、そらで唱えること。暗唱。「今もなお—せるものが数十ある」〈中島敦・山月記〉 2 暗記して唱えるだけで、理解したり実践したりはしないこと。「—の学」
きょう‐はい【狂悖】
非常識で不道徳な言動をすること。「—の性は愈々(いよいよ)抑え難くなった」〈中島敦・山月記〉
ぎょう‐かく【暁角】
夜明けを告げる角笛(つのぶえ)の音。「—が哀しげに響きはじめた」〈中島敦・山月記〉