おうほうけい‐しゅぎ【応報刑主義】
刑罰の本質は犯罪に対する応報であるとする考え方。応報刑論。→教育刑主義 →目的刑主義
きょういくけい‐しゅぎ【教育刑主義】
刑罰を科する目的は、受刑者を改善して社会生活に同化するよう更生させるための教育をすることにあるという理論。教育刑論。→応報刑主義 →目的刑主義
こたえ【応え】
1 他からの作用・刺激に対する反応。ききめ。効果。「大衆に呼びかけても—がない」 2 響き。反響。「段々腹に—のない咳(せき)が出る」〈漱石・野分〉 「つれもなき人を恋ふとて山彦の—するまで嘆き...
さんにんきちさくるわのはつがい【三人吉三廓初買】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。万延元年(1860)江戸市村座初演。和尚吉三・お坊吉三・お嬢吉三が、百両の金と短刀とをめぐる因果応報で刺し違えて死ぬまでを描く。別名題「三人吉三巴白浪(と...
しゅうふくてき‐しほう【修復的司法】
《restorative justice》犯罪を、人々やその関係に対する侵害と捉え、司法を、被害者・加害者・地域社会による対話を通じて、被害の回復と関係の修復を図るためのものと理解する考え方。修...
因果
1〔原因と結果〕cause and effect2〔行為に対する報い〕あれは親の因果が子に報いるということだIt's an example of the sins of the father b...
いんがおうほう【因果応報】
retribution; karma因果応報だHe got what he deserved.
karma
[名]U1 《ヒンズー教・仏教》羯磨かつま,業ごう,カルマ1a ((略式))(因果応報による)人の運命2 (人・土地などの)雰囲気,感じgood [bad] karmaよい[悪い]感じkarma...
Nemesis
[名](複-ses /-sìːz/)1 《ギリシャ神話》ネメシス(◇因果応報・復讐ふくしゅうの女神)2 〔n-〕報復する人[もの]3 〔n-〕征服[達成]できないもの;勝てない敵,かなわない相手...
poetic justice
詩的正義(◇文学でいう因果応報);勧善懲悪ちょうあく
むくい【報い】
[共通する意味] ★行為の結果として身にはね返ってくる事柄。[英] retribution[使い方]〔報い〕▽人をだました報いで家を失う〔応報〕▽因果応報の世の中〔祟り〕▽御先祖様を粗末にしたた...
おうほう【応報】
[共通する意味] ★行為の結果として身にはね返ってくる事柄。[英] retribution[使い方]〔報い〕▽人をだました報いで家を失う〔応報〕▽因果応報の世の中〔祟り〕▽御先祖様を粗末にしたた...
たたり【祟り】
[共通する意味] ★行為の結果として身にはね返ってくる事柄。[英] retribution[使い方]〔報い〕▽人をだました報いで家を失う〔応報〕▽因果応報の世の中〔祟り〕▽御先祖様を粗末にしたた...
ならわし
[共通する意味] ★昔からそのようにやってきていること。[英] a custom; a practice[使い方]〔ならわし〕▽揃って初詣でに出かけるのがわが家のならわしだ▽この地方独特のならわ...
ならい【習い】
[共通する意味] ★昔からそのようにやってきていること。[英] a custom; a practice[使い方]〔ならわし〕▽揃って初詣でに出かけるのがわが家のならわしだ▽この地方独特のならわ...
きょくてい‐ばきん【曲亭馬琴】
[1767〜1848]江戸後期の読本作者。江戸の人。本姓は滝沢。名は興邦(おきくに)。別号、大栄山人・著作堂。山東京伝に師事して黄表紙「尽用而二分狂言(つかいはたしてにぶきょうげん)」を発表。以...
ピタゴラス【Pythagoras】
[前570ころ〜前496ころ]古代ギリシャの哲学者・数学者・宗教家。教団を組織し、霊魂の不滅、輪廻(りんね)、死後の応報を信じ、魂を鎮める音楽と、永遠不変の真理を教える数学を重視。万物は数の関係...
まきの‐えいいち【牧野英一】
[1878〜1970]刑法学者。岐阜の生まれ。主観主義的な刑法理論を展開、応報刑主義を批判して教育刑主義を唱えた。文化勲章受章。著「日本刑法」「刑法研究」など。
リスト【Franz von Liszt】
[1851〜1919]ドイツの刑法学者。応報刑主義を批判して、目的刑主義や主観主義刑法理論を展開。また、刑事政策・社会政策の重要性を説いた。著「ドイツ刑法教科書」など。