いつくし・む【慈しむ/愛しむ】
[動マ五(四)]目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。かわいがって大事にする。「わが子を—・む」 [補説]平安時代の「うつくしむ」が、「いつ(斎)く」への連想などの結果、語形が変化し、中世末ごろ生じた語...
いとし・む【愛しむ】
[動マ五(四)]「いとおしむ」に同じ。「命を—・む」
うつくし・む【慈しむ/愛しむ】
[動マ四]かわいがる。いつくしむ。大切にする。うつくしぶ。「憎げなる稚児(ちご)を、己(おの)が心地の愛(かな)しきままに、—・み、愛しがり」〈枕・九六〉
おし・む【惜しむ】
[動マ五(四)] 1 心残りに思う。残念がる。「散る花を—・む」「別れを—・む」「人に—・まれて死ぬ」 2 金品などを出すことを、もったいないと思う。出し惜しむ。「わずかの出費を—・んで大損をす...
かなし・む【悲しむ/哀しむ/愛しむ】
[動マ五(四)] 1 心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを—・む」「道徳心の低下を—・む」⇔喜ぶ。 2 (愛しむ)いとしいと思う。愛する。「端正(たんじゃう)美麗なる男子...