な・る【成る/為る】
[動ラ五(四)] 1 物事ができ上がる。実現する。成就する。「ついに五連覇が―・る」「念願―・って一人立ちする」 2 今までと違った状態・形に変わる。「氷が水に―・る」「血と―・り肉と―・る」 ...
なる‐くち【成る口】
1 酒が飲める人。いける口。「―と云うでもないのに、立続けの五六杯が劇(ひど)く利いて」〈柳浪・河内屋〉 2 口説いたらものになりそうな人。「こいつ―ぢゃと思うて」〈伎・韓人漢文〉
なる‐たけ【成る丈】
[副]《動詞「な(成)る」に限度の意を表す名詞「たけ(丈)」の付いた語から。「なるだけ」とも》できる限り。できるだけ。なるべく。「―早く来てください」
成(な)るは厭(いや)なり思(おも)うは成(な)らず
実現するものは気に入らず、心を寄せているものはうまく行かない。縁談などが思いどおりにならないことにいう。
なる‐べく【成る可く】
[副]《動詞「な(成)る」の終止形+可能の助動詞「べし」の連用形から》できる限り。できるだけ。なるたけ。「―早く行く」「―残さずに食べなさい」