あく【灰汁】
1 植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。 2 山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの—を抜く」...
頭(あたま)一(ひと)つ抜(ぬ)・ける
他の人よりもはるかにすぐれている。一頭地(いっとうち)を抜く。「歌のうまさでは彼が—・けている」
あ‐ぼう【阿防/阿傍】
地獄の獄卒。牛頭で、胴と手は人、脚は牛に似ており、山を抜くほど力が強い。羅刹(らせつ)のように暴悪という。阿防羅刹。
荒肝(あらぎも)を抜(ぬ)・く
相手を非常に驚かす。びっくりさせ恐れさせる。度胆(どぎも)を抜く。荒肝を拉(ひし)ぐ。「自分は先ず—・かれてしまった」〈独歩・画の悲み〉
荒肝(あらぎも)を拉(ひし)・ぐ
「荒肝を抜く」に同じ。「赤シャツの—・いでやろうと考え付いた」〈漱石・坊っちゃん〉
飽くまで
〔最後まで〕to the end [last];〔根気強く〕persistently彼は飽くまでも否定したHe persistently refused to admit it./He deni...
荒肝
人の荒肝をひしぐ[抜く]give a person a good scare/《口》 scare the living daylights out of a person
息
〔呼吸する空気〕breath;〔呼吸〕breathing息をするbreathe息を吐くbreathe out/exhale息を吸うbreathe in/inhale息を止めるhold one's...
生き馬
生き馬の目を抜くcatch a weasel asleep生き馬の目を抜くような男a shrewd man/《口》 a sharper生き馬の目を抜くような大都会a big city where...
いきうまのめをぬく【生き馬の目を抜く】
catch a weasel asleep生き馬の目を抜くような男a shrewd man/《口》 a sharper生き馬の目を抜くような大都会a big city where sharp [...
ぬきだす【抜き出す】
[共通する意味] ★あるものを中から外へ出す。[英] to take out[使い方]〔取り出す〕(サ五)▽問題となる箇所だけ取り出して論議する〔抜き出す〕(サ五)▽重要部分だけ抜き出して点検す...
とりだす【取り出す】
[共通する意味] ★あるものを中から外へ出す。[英] to take out[使い方]〔取り出す〕(サ五)▽問題となる箇所だけ取り出して論議する〔抜き出す〕(サ五)▽重要部分だけ抜き出して点検す...
ぬく【抜く】
[共通する意味] ★あるものを中から外へ出す。[英] to take out[使い方]〔取り出す〕(サ五)▽問題となる箇所だけ取り出して論議する〔抜き出す〕(サ五)▽重要部分だけ抜き出して点検す...
ぬきとる【抜き取る】
[共通する意味] ★あるものを中から外へ出す。[英] to take out[使い方]〔取り出す〕(サ五)▽問題となる箇所だけ取り出して論議する〔抜き出す〕(サ五)▽重要部分だけ抜き出して点検す...
ぬきがき【抜き書き】
[共通する意味] ★必要な部分だけを本文から書き抜くこと。また、その書いたもの。[英] an extract[使い方]〔抜き書き〕スル▽必要事項を抜き書きして渡す〔抜粋〕スル▽書評に本文からの抜...
がんこうけいけい【眼光炯炯】
目がきらきらと鋭く光るさま。すべてを見透かしているようで、人を圧倒する目のこと。▽「眼光」は目の光。転じて、物事の真実を見抜く力。「炯炯」はきらきらと鋭く光り輝くさま。
がんちゅうのくぎ【眼中之釘】
自分に害をなすもののたとえ。邪魔者、いやなやつ、憎らしい人などのたとえ。眼の中の釘(目の中の障害物)の意から。▽類句として「眼中抜釘(眼中より釘を抜く)」があり、自分に害を与えるものを取り去る、害をなすものがいなくなる意。一般には邪魔者がいなくなったときに「眼中の釘が抜けたようでせいせいした」などと用いる。「釘」は「丁」とも書く。
さつげんかんしき【察言観色】
人の言葉をよく察し、顔つきをよく観察してあざむかれず、人の性質や考え方を見抜くこと。また、人の言葉をよく聞き分け、人の顔色を見抜く聡明そうめいさをいう。▽「言」は言葉。「色」は顔つき・顔色。「言げんを察さっして色いろを観みる」と訓読する。
ちゃくがんたいきょく【着眼大局】
物事を全体的に大きくとらえること。また、広く物事を見て、その要点や本質を見抜くこと。▽「着眼」は目をつける。また、目のつけどころ。「大局」は物事の全体としての成りゆきのこと。「眼めを大局たいきょくに着つく」と訓読する。
ちゅうしんしふつ【抽薪止沸】
物事を根本から解決することのたとえ。▽「抽薪」は燃えている薪を竈かまどから引き抜くこと。「止沸」は沸騰した湯を火を止めてさますこと。問題を解決するには根本から解決するということ。「薪たきぎを抽ぬきて沸たぎりを止とどむ」と訓読する。