かね‐じゃく【曲尺/矩尺】
1 直角に折れ曲がった形に作り、表には正規の目盛り表目(おもてめ)を、裏にはその倍(角目(かくめ))や1/π倍などの目盛りを刻んだ金属製の物差し。直角定規を兼ね、木工・建築で用いる。大工金(だ...
きょく‐しゃく【曲尺】
⇒かねじゃく(曲尺)
きょく【曲】
1 楽曲の調子。節(ふし)。「詞に—をつける」 2 音楽の作品。能・狂言や舞踊などにもいう。「バッハの—を演奏する」 3 まがっていること。また、正しくないこと。不正。「—を正す」 4 おもしろ...
きょく【曲】
[音]キョク(漢) [訓]まがる まげる くせ [学習漢字]3年 1 まがる。まげる。「曲折・曲線・曲面/迂曲(うきょく)・婉曲(えんきょく)・屈曲・湾曲」 2 ねじまげる。こじつける。「曲解・...
きょく‐うち【曲打ち】
[名](スル)太鼓などを、いろいろな変化をつけて打つこと。また、その打ち方。
かねじゃく【▲曲尺】
a (carpenter's) square
きょく【曲】
1〔楽曲〕(a piece of) music覚えやすい曲an easy tune to rememberグリークのピアノ曲集(a collection of) Grieg's piano pi...
きょくぎ【曲技】
⇒きょくげい(曲芸)
きょくげい【曲芸】
〔軽業〕acrobatics;〔離れ技〕a stunt玉乗りの曲芸をやるdo stunts while balancing (oneself) on a ball空中曲芸aerial acrob...
きょくしゃほう【曲射砲】
a howitzer; a high-angle gun
きょく【曲】
[共通する意味] ★ある調子や節(ふし)で作られた音楽の一つのまとまり。声楽曲や器楽曲や管弦楽曲などの総称。[英] a piece of music[使い方]〔楽曲〕▽ベートーベンの数ある楽曲の...
きょく【曲】
[共通する意味] ★おもしろみがあって、楽しんだり観賞したりすることができること。また、そういうもの。[英] taste[使い方]〔興〕▽興に乗って歌まで飛び出した▽興をそそられる▽興が醒(さ)...
きょくげい【曲芸】
[共通する意味] ★人を驚かせるような大胆で奇抜な芸。[英] acrobatics[使い方]〔曲芸〕▽サーカスの曲芸▽曲芸師〔芸当〕▽玉乗りの芸当をする▽犬に芸当を仕込む〔アクロバット〕▽アクロ...
きょくせつ【曲折】
[共通する意味] ★折れ曲がること。[英] bending[使い方]〔屈曲〕スル▽屈曲の多い海岸線▽屈曲した道〔屈折〕スル▽屈折した道〔曲折〕スル▽曲折した山道[使い分け]【1】三語とも、長い道...
きょくせん【曲線】
[共通する意味] ★角張らずに連続して曲がった線。[英] a curve[使い方]〔曲線〕▽曲線を描く▽曲線美〔弧〕▽弧を描いて飛ぶ▽円弧[使い分け] 「曲線」は、折れずに連続的に曲がった線をい...
きょくがくあせい【曲学阿世】
学問の真理にそむいて時代の好みにおもねり、世間に気に入られるような説を唱えること。真理を曲げて、世間や時勢に迎合する言動をすること。▽「曲学」は真理を曲げた正道によらない学問。「阿世」は世におもねる意。「阿」はへつらいおもねる意。「阿世曲学あせいきょくがく」ともいう。
きょくこうのたのしみ【曲肱之楽】
清貧に甘んじて学問に励み、正しい道を行う楽しみ。また、貧しさの中にある楽しみ。
きょくすいりゅうしょう【曲水流觴】
屈曲した小川の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎてしまわないうちに詩歌を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。もと陰暦三月三日(また、上巳じょうしの日)に行われた風習。▽「曲水」は曲折した小川の流れ。「觴」は杯の意。中国晋しん代、王羲之おうぎしが、会稽かいけいの蘭亭らんていで文人を集めて催したものが有名。「流觴曲水りゅうしょうきょくすい」ともいう。
きょくとつししん【曲突徙薪】
災難を未然に防ぐことのたとえ。煙突を曲げ、かまどの周りにある薪を他に移して、火事になるのを防ぐ意から。▽「突」は煙突の意。「徙」は移す、物を移動させること。「突とつを曲まげ薪たきぎを徙うつす」と訓読する。「徙薪曲突ししんきょくとつ」ともいう。
きょくひつぶぶん【曲筆舞文】
⇒ ぶぶんきょくひつ(舞文曲筆)
きょくさんじん【曲山人】
[?〜1836ころ]江戸後期の人情本作者。江戸の人。本名、仙吉。別号、三文舎自楽・司馬山人など。下層町民の風俗・生活を活写し、「仮名文章娘節用(かなまじりむすめせつよう)」で、人情本流行をもたら...
きょくてい‐ばきん【曲亭馬琴】
[1767〜1848]江戸後期の読本作者。江戸の人。本姓は滝沢。名は興邦(おきくに)。別号、大栄山人・著作堂。山東京伝に師事して黄表紙「尽用而二分狂言(つかいはたしてにぶきょうげん)」を発表。以...
まがき‐へいくろう【曲垣平九郎】
江戸初期の馬術家。名は盛澄。高松藩士のとき、将軍徳川家光の命で、愛宕山上の梅花を折りに乗馬のまま石段を上下したことにより有名。生没年未詳。
まなせ‐どうさん【曲直瀬道三】
[1507〜1594]室町後期・安土桃山時代の医者。京都の人。名は正盛。字(あざな)は一渓。足利学校に学び、田代三喜に中国医学を学んで、日本医学中興の祖とされる。将軍足利義輝や豊臣秀吉らの信任を...