むらかみ【村上】
新潟県北端の日本海に面する市。もと内藤氏の城下町。村上茶・村上堆朱(ついしゅ)の産地。瀬波(せなみ)温泉や磐舟柵(いわふねのさく)の古跡がある。平成20年(2008)に荒川町・神林村・朝日村・山...
むらかみ【村上】
姓氏の一。 [補説]「村上」姓の人物村上華岳(むらかみかがく)村上鬼城(むらかみきじょう)村上元三(むらかみげんぞう)村上専精(むらかみせんしょう)村上浪六(むらかみなみろく)村上春樹(むらかみ...
むらかみ‐げんじ【村上源氏】
村上天皇の皇子具平(ともひら)親王の子師房(もろふさ)に始まる源氏の一流。堀川・久我(こが)・土御門(つちみかど)・中院(なかのいん)・岩倉・六条などの諸家に分かれ公家として栄えた。
むらかみ‐し【村上市】
⇒村上
むらかみ‐すいぐん【村上水軍】
中世、瀬戸内海で活躍した海賊衆。能島(のしま)・因島(いんのしま)などを根拠地とした村上氏一族を中心に、室町幕府や有力守護大名から海上警固を命じられるなどして勢威をふるった。
むらかみ‐かがく【村上華岳】
[1888〜1939]日本画家。大阪の生まれ。本名、震一。土田麦僊(つちだばくせん)らと国画創作協会を結成。
むらかみ‐きじょう【村上鬼城】
[1865〜1938]俳人。江戸の生まれ。本名、荘太郎。正岡子規・高浜虚子に師事して「ホトトギス」に参加。著「鬼城句集」「鬼城俳句俳論集」など。
むらかみ‐げんぞう【村上元三】
[1910〜2006]小説家・劇作家。朝鮮の生まれ。戦後まもなく、佐々木小次郎をテーマにした小説を新聞に連載し、異色の時代小説作家として注目を集めた。「上総風土記(かずさふどき)」で直木賞受賞。...
むらかみ‐せんしょう【村上専精】
[1851〜1929]仏教学者・真宗大谷派の僧。丹波の生まれ。東大教授・大谷大学学長。雑誌「仏教史林」を創刊、仏教の歴史的研究を提唱。大乗非仏説論を主張した。著「仏教統一論」「日本仏教史綱」など。
むらかみ‐てんのう【村上天皇】
[926〜967]第62代天皇。在位、946〜967。醍醐天皇の皇子。名は成明(なりあきら)。関白藤原忠平の死後は摂関を置かず親政を行い、後世「天暦の治」と称された。