あ【阿】
[人名用漢字] [音]ア(呉)(漢) [訓]くま おもねる お 1 山や川の曲がって入りくんだ所。「山阿」 2 自分の意志を曲げて人に従う。「阿世・阿諛(あゆ)」 3 人を呼ぶ語に冠して親しみを...
ああぎょくはいにはなうけて【あゝ玉杯に花うけて】
佐藤紅緑の児童文学作品。「少年倶楽部」誌に昭和2年(1927)5月号から翌昭和3年(1928)4月号まで連載。理想に向かって努力する少年たちの友情を描いて人気を博した。単行本は昭和3年(1928...
あい‐あい【哀哀】
[ト・タル][文][形動タリ]深く悲しむさま。悲しく哀れなさま。「歌う声—として野づらに散りぬ」〈蘆花・不如帰〉
あい‐えん【哀艶】
[形動][文][ナリ]美しさの中に悲しみの感じられるさま。「あわただしき花の名残の—なるかたも」〈藤村・雅言と詩歌〉
あい‐か【哀歌】
悲しい気持ちを表した歌。悲歌。エレジー。
哀歌
〔悲歌〕a song of sorrow, a lament;〔挽歌〕a dirge, an elegy切々たる哀歌a heartrending song of sorrowエレミヤ哀歌the ...
合方
〔歌舞伎の〕a samisen accompaniment (to a Kabuki recitative);〔謡曲の囃子方はやしかた〕an accompaniment (to a Noh ch...
哀愁
an indefinable sadness;〔文学などの〕 《文》 pathos哀愁を感じるfeel sorrow哀愁をそそる歌a song that makes a person feel ...
愛唱
彼はその歌を愛唱していたHe was very fond of singing that song.愛唱歌one's favorite song愛唱歌集a collection of favor...
愛人
a lover(▼単数のときは通常,男性(情夫)を指す.相愛のカップルはlovers.詩・歌詞・古い文学を別として,現在はいずれも深い関係の場合に用いる);〔めかけ〕a mistress;〔恋人...
うた【歌】
[共通する意味] ★拍子と節をつけて言葉を出すもの。また、その言葉。[英] a song[使い方]〔歌謡〕▽歌謡曲▽国民歌謡▽ラジオ歌謡〔歌〕▽彼女は歌がうまい▽歌をうたう〔唄〕▽三味線に合わせ...
ソング
[共通する意味] ★拍子と節をつけて言葉を出すもの。また、その言葉。[英] a song[使い方]〔歌謡〕▽歌謡曲▽国民歌謡▽ラジオ歌謡〔歌〕▽彼女は歌がうまい▽歌をうたう〔唄〕▽三味線に合わせ...
かよう【歌謡】
[共通する意味] ★拍子と節をつけて言葉を出すもの。また、その言葉。[英] a song[使い方]〔歌謡〕▽歌謡曲▽国民歌謡▽ラジオ歌謡〔歌〕▽彼女は歌がうまい▽歌をうたう〔唄〕▽三味線に合わせ...
うた【唄】
[共通する意味] ★拍子と節をつけて言葉を出すもの。また、その言葉。[英] a song[使い方]〔歌謡〕▽歌謡曲▽国民歌謡▽ラジオ歌謡〔歌〕▽彼女は歌がうまい▽歌をうたう〔唄〕▽三味線に合わせ...
うたまくら【歌枕】
[共通する意味] ★景色のよさや史跡などで、昔から有名な場所。[英] a noted place[使い方]〔名所〕▽吉野山は桜の名所だ▽名所旧跡〔歌枕〕▽松島は歌枕のひとつだ▽歌枕を訪ねる[使い...
いっしょういちえい【一觴一詠】
酒を飲みながら詩を歌って、風流に楽しむこと。ひとさかずきの酒を飲み、一つの詩を歌う意から。▽「觴」はさかずき。「詠」は詩を作ること、詩を歌うこと。「一詠一觴いちえいいっしょう」ともいう。
いっしょうさんたん【一唱三歎】
すばらしい詩文を賞賛する語。詩歌を一度詠み上げる間に、何度も感嘆する意から。▽「三」は何度もの意。「歎」は感じ入ってため息をつく、感心して褒めあげること。もとは先祖のみたまやである宗廟そうびょうの祭祀さいしで音楽を奏するとき、一人が唱うたえば、三人がこれに和して唱ったことをいった。「唱」は「倡」、「歎」は「嘆」とも書く。
かちょうふうえい【花鳥諷詠】
四季の移り変わりによる自然界や人間界のあらゆる現象を、そのまま客観的にうたうべきであるとする俳句理念。▽高浜虚子たかはまきょしが提唱し、ホトトギス派の基本理念となった。「花鳥」は自然のたとえ。「諷詠」は詩歌をうたい作ること。
ふうりゅういんじ【風流韻事】
自然に親しみ、詩歌を作って遊ぶこと。また、詩歌を作ったり、書画を書いたりする風雅な遊びの意。▽「風流」は優雅な趣のあること。「韻事」は詩歌や書画などの風流な遊び。
ほうかこうぎん【放歌高吟】
あたり構わず、大きな声で歌うこと。▽「放歌」は周囲を気にせず大声で歌うこと。「高吟」は大きな声で詩を吟ずること。「高吟放歌こうぎんほうか」ともいう。
いちかわ‐だんじゅうろう【市川団十郎】
歌舞伎俳優。屋号、成田屋。江戸歌舞伎を代表する名門で、荒事(あらごと)の宗家。 (初世)[1660〜1704]一説では14歳で荒事を創始したといわれ、三升屋兵庫の名で脚本も書いた。俳優生島半六...
ウォルフ【Hugo Wolf】
[1860〜1903]オーストリアの作曲家。300を超える歌曲は、ドイツロマン派リートを独自の高みに導いた。「スペイン歌曲集」「イタリア歌曲集」もよく知られている。
うたざわ‐しばきん【哥沢芝金】
哥沢芝派の家元名。歌沢節の創始者、歌沢大和大掾(やまとのだいじょう)の死後、2代目歌沢寅右衛門を家元とする歌沢寅派から独立したもの。初世は芝田金吉[1828〜1874]。
さるわか【猿若】
1 初期歌舞伎で、こっけいな物まねや口上の雄弁術などを演じた役柄。道化方(どうけがた)の前身。 2 1を主人公とした歌舞伎狂言または所作事。諸種の演目があったが、中村座の寿狂言として伝わる「...
たかの‐たつゆき【高野辰之】
[1876〜1947]国文学者。長野の生まれ。東京音楽学校・大正大学教授。上田万年に師事。歌謡・演劇史を研究。著「日本歌謡史」「日本歌謡集成」「日本演劇史」など。