した‐たり【滴り/瀝り】
1 滴ること。また、滴るもの。しずく。 2 苔(こけ)などを伝わって落ちる水滴。《季 夏》「—の思ひこらせしとき光る/汀女」
したたり‐お・ちる【滴り落ちる】
[動タ上一][文]したたりお・つ[タ上二]水などが、しずくになって落ちる。「岩清水が—・ちる」
した‐た・る【滴る/瀝る】
[動ラ五(四)]《「下垂る」の意。古くは「しただる」とも》 1 水などが、しずくになって垂れ落ちる。「血が—・る」 2 美しさや鮮やかさがあふれるばかりに満ちている。「水も—・るいい男」「緑—・...
れき【瀝】
[音]レキ(漢) 1 しずくが点々と垂れる。そそぐ。「瀝血」 2 汁をこしてしぼり出す。「披瀝」 3 しずく。「余瀝」 [難読]瀝青(チャン)
れき‐せい【瀝青】
天然のアスファルト・タール・ピッチなど、黒色の粘着性のある物質の総称。また、石炭を加圧下でベンゼンを用いて抽出したときの抽出物。チャン。ビチューメン。ビチューム。