ちょう‐にん【町人】
江戸時代、都市に住んだ商・工業者の総称。狭義には家持ち・地主をいい、店(たな)借り・地借りは含まれない。中世までは身分として明確には成立していなかったが、近世初期の兵農分離政策により、士・農階層...
ちょうにんうけおい‐しんでん【町人請負新田】
江戸時代、町人が幕府・藩より請け負ってみずからの資本で開発した新田。→新田開発
ちょうにん‐かがみ【町人鑑】
町人の手本となる人。「世上に名をふれて、これ皆町人の中の—といへり」〈浮・織留・二〉
ちょうにんきぞく【町人貴族】
《原題、(フランス)Le Bourgeois gentilhomme》リュリ作曲のバレエ。5幕。1670年、シャンボール城にて初演。モリエール脚本。貴族になろうとした成り上がりの商人を描いたコメ...
ちょうにん‐ごしらえ【町人拵え】
1 町人風の身なりをすること。 2 町人が差す刀の作り。町人好みの刀の作り。「—七所(ななところ)の大脇差、すこし反らして藍鮫(あゐざめ)を懸け」〈浮・一代男・七〉