いな【稲】
「いね」の変化した語。複合語として用いられる。「—穂」「—田」《季 秋》
いなおおせ‐どり【稲負鳥】
古歌に詠まれた秋の鳥。稲刈り時に飛来するという。呼子鳥(よぶこどり)・百千鳥(ももちどり)とともに古今伝授三鳥の一。セキレイ・トキ・スズメ・バン・クイナなどとする諸説があるが、実体は不明。「山田...
いなお‐かずひさ【稲尾和久】
[1937〜2007]プロ野球選手・監督。大分の生まれ。昭和31年(1956)西鉄(西武の前身)に入団、投手として活躍し、1年目から21勝をあげて新人王となる。同33年巨人との日本シリーズで、3...
いな‐かけ【稲掛(け)】
「いねかけ」に同じ。
いな‐かぶ【稲株】
稲を刈ったあとに残る切り株。稲茎。いねかぶ。
いなご【稲子×蝗】
a locust; a grasshopper(▼いなご,ばった,きりぎりすなどの総称)
いなさく【稲作】
〔栽培〕rice growing;〔出来ぐあい,収穫〕a rice crop今年の稲作は良好[不良]だThis year's rice crop is good [poor].
いなずま【稲妻】
(a flash of) lightning ⇒いなびかり(稲光)稲妻のように速くas quick as lightning/with lightning speed稲妻形のzigzag
いなだ【稲田】
a paddy [rice] field
いなびかり【稲光】
⇒いなずま(稲妻)稲光がしているLightning is flashing.
いなずま【稲妻】
[共通する意味] ★雲と雲の間、または、雲と地表との間に起こる放電現象。[英] thunder[使い方]〔雷〕▽雷が落ちた〔稲妻〕▽稲妻が走った〔稲光〕▽稲光に辺りが照らしだされた[使い分け]【...
いなびかり【稲光】
[共通する意味] ★雲と雲の間、または、雲と地表との間に起こる放電現象。[英] thunder[使い方]〔雷〕▽雷が落ちた〔稲妻〕▽稲妻が走った〔稲光〕▽稲光に辺りが照らしだされた[使い分け]【...
いなほ【稲穂】
[共通する意味] ★稲の茎の先端周辺部に実が密集して付いたもの。[英] an ear of rice[使い方]〔稲穂〕▽稲穂が風にそよぐ〔瑞穂〕▽豊葦原(とよあしはら)の瑞穂の国(=日本国の美称...
いながき‐たるほ【稲垣足穂】
[1900〜1977]小説家。大阪の生まれ。天体や文明の利器を題材にした幻想的な異色の作風で注目され、のち少年愛をテーマにした作品を書いた。小説「一千一秒物語」、随筆「少年愛の美学」など。
いながき‐ひろし【稲垣浩】
[1905〜1980]映画監督。東京の生まれ。本名、浩二郎。舞台俳優、映画俳優を経て映画監督となり、痛快な時代劇を次々と手がけた。昭和33年(1958)「無法松の一生」のリメーク版で、ベネチア国...
いなづ‐ぎくう【稲津祇空】
[1663〜1733]江戸中期の俳人。大坂の人。別号、敬雨。江戸に出て其角(きかく)に師事。宗祇(そうぎ)を慕い、祇空と号した。その俳諧は法師風といわれ平明であった。
いなむら‐さんぱく【稲村三伯】
[1758〜1811]江戸後期の蘭学者。鳥取藩医。因幡(いなば)の人。大槻玄沢(おおつきげんたく)に師事し、蘭日対訳辞書「波留麻和解(ハルマわげ)」(江戸ハルマ)を編纂(へんさん)。のち、海上随...
いのう‐じゃくすい【稲生若水】
[1655〜1715]江戸中期の本草(ほんぞう)学者。江戸の人。名は宣義。福山徳潤に師事し、のち加賀藩主に仕えた。博物学の先駆者。著「庶物類纂」など。