すい【穂〔穗〕】
[常用漢字] [音]スイ(漢) [訓]ほ 〈スイ〉 1 穀物のほ。「穂状/禾穂(かすい)・麦穂・出穂期」 2 ほのような形をしたもの。「花穂」 〈ほ(ぼ)〉「穂先/稲穂・空穂(うつぼ)・初穂...
すい‐じょう【穂状】
植物の穂のような形。
すいじょう‐かじょ【穂状花序】
無限花序の一。伸長した花軸に柄のない花が穂状につくもの。麦・イノコズチ・オオバコなどにみられる。
ほ【穂】
1 《「秀(ほ)」と同語源》稲・麦やススキなどの花序。長い茎の先に花や実が群がりついたもの。特に、稲のものをいう。 2 槍・筆など、とがっている物の先の部分。「筆の—」→槍 3 接ぎ木・挿し木に...
ほうち‐ぼう【穂打ち棒】
穀類のくず穂をたたいて残りの穀粒を落とす棒。
ほ【穂】
1〔稲・麦などの〕an ear; a head; a spike麦の穂が出たThe wheat is 「putting forth [forming] ears./The wheat has c...
ほさき【穂先】
1〔稲などの〕the tip of 「an ear [a spike]稲の穂先が出そろったThe rice plants are in full ear.2〔尖っているものの先端〕槍やりの穂先a...
ほなみ【穂波】
waves of grain [rice]
ほさき【穂先】
⇒穂先
ほにでる【穂に出る】
思いが穂に出たHis look betrayed his feelings.
ほづみ‐しげとお【穂積重遠】
[1883〜1951]法学者。東京の生まれ。陳重(のぶしげ)の長男。東大教授。身分法の研究に業績を残した。第二次大戦後、最高裁判所判事。著「親族法」「相続法」など。
ほづみ‐のぶしげ【穂積陳重】
[1856〜1926]法学者。愛媛の生まれ。八束(やつか)の兄。重遠(しげとお)の父。東大教授。イギリス法を移入。法典調査会委員として民法を起草した。のち枢密院議長。著「法律進化論」など。
ほづみ‐みはる【穂積驚】
[1912〜1980]小説家・劇作家。長崎の生まれ。本名、森健二。大衆演劇の一座で役者となった後執筆生活に入る。娯楽性の強い時代小説を数多く発表した。「勝烏(かちがらす)」で直木賞受賞。他に「風...
ほづみ‐やつか【穂積八束】
[1860〜1912]法学者。愛媛の生まれ。陳重(のぶしげ)の弟。東大教授。君権絶対主義の立場から民法の実施に反対。また、美濃部達吉の天皇機関説を攻撃。著「憲法大意」など。