あお‐ぞら【青空】
1 晴れ上がって、青々と見える空。蒼天(そうてん)。碧空(へきくう)。「抜けるような—」 2 他の語に付いて、屋外、露天、の意を表す。「—市場」
あかねぞら【あかね空】
山本一力の時代小説。江戸の豆腐屋夫婦を主人公にした作品。平成13年(2001)刊行。同年、第126回直木賞受賞。平成18年(2006)映画化。
あき‐ぞら【秋空】
1 「秋の空1」に同じ。《季 秋》「—を二つに断(た)てり椎大樹(しいたいじゅ)/虚子」 2 「秋の空2」に同じ。
あき‐の‐そら【秋の空】
1 秋のころの高く澄み渡った空。あきぞら。《季 秋》「にょっぽりと—なる不尽(ふじ)の山/鬼貫」 2 《秋の天気が変わりやすいところから》人の心や愛情などが変わりやすいことにたとえる。「男心(女...
あさ‐ぞら【朝空】
朝方のさわやかな空。
あおぞら【青空】
[共通する意味] ★雲のない、青く晴れた空。空気が澄んで青々とした空。[英] a blue sky[使い方]〔青空〕▽青空に雲が浮かんでいる▽梅雨明けの青空が広がる〔蒼穹〕▽果てしなく広がる蒼穹...
おおぞら【大空】
[共通する意味] ★地上の上方に広がる広くて高い空間全体。[英] the sky[使い方]〔空〕▽空を飛ぶ鳥▽西の空が赤く染まっている▽飛行機は空の彼方(かなた)へ消えていった〔大空〕▽一度でい...
から【空】
[共通する意味] ★中身がないさま。[英] empty[使い方]〔空〕▽空のかばん▽箱を空にする〔空っぽ〕(名・形動)▽胃が空っぽだ▽空っぽの部屋〔がらんどう〕(名・形動)▽洞穴の中はがらんどう...
くう【空】
[共通する意味] ★何もないこと。[英] nothing[使い方]〔無〕▽無から有(ゆう)を生じる▽努力が無になる〔空〕▽計画は失敗し、一切が空に帰した▽空をつかむ〔烏有〕▽戦火に焼かれ、町は烏...
さむぞら【寒空】
[共通する意味] ★冬の寒々とした空。[英] a wintry sky[使い方]〔寒空〕▽寒空を見上げる〔寒天〕▽寒天の星に祈る▽寒天を仰ぐ▽寒天を衝(つ)いて飛ぶ鳥[使い分け] 「寒空」は、「...
かいかつてんくう【海闊天空】
海や空がきわまりなく広がっていること。人の気性で心が広々として度量が大きく、何のわだかまりもないたとえ。また、言葉や発想などが限りなく広がるたとえ。▽「海闊」は大海が広々としていること。「天空」は空がからりと晴れ上がってどこまでも広いこと。「闊」は「濶」とも書く。「天空海闊てんくうかいかつ」ともいう。
ごうんかいくう【五蘊皆空】
人間界の現象や存在はすべて実体がなく、空くうであるということ。
しきそくぜくう【色即是空】
現世に存在するあらゆる事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということ。▽仏教語。「色」はこの世のすべての事物や現象。「空」は固定的な実体がなく空無であること。
てんばこうくう【天馬行空】
天馬が大空を勢いよく駆け回るように、思想や行動などが自由なこと。また、文章などがのびのびとしているさま。
うの‐えんくう【宇野円空】
[1885〜1949]宗教学者・民族学者。京都の生まれ。東大教授。宗教民族学に貢献。学位論文「マライシアに於ける稲米儀礼」で恩賜賞を受賞。他に「宗教民族学」「宗教の史実と理論」など。
えんくう【円空】
[1632?〜1695]江戸初期の臨済宗の僧。美濃の人。生涯に12万体の造像を発願し、諸国を遍歴、布教しながら、円空仏とよばれる仏像を多数制作した。
しょうくう【性空】
[910〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。36歳で出家し、霧島山や筑前の背振山で修行。播磨(はりま)の書写山に円教寺を開いた。書写上人。
ふくう【不空】
[705〜774]中国、唐代の僧。出身は北インドともセイロンあるいは中央アジアとも。師の金剛智と訳経に従事。長安で唐帝に優遇され、大量の密教経典を翻訳。密教付法第六祖。不空金剛。
みょうくう【明空】
鎌倉後期の早歌(そうか)(宴曲)の作詞・作曲者。「宴曲集」「拾菓集」などの撰者。天台宗の僧ともいう。生没年未詳。みょうぐう。めいくう。