やつし【俏し/窶し】
1 身をやつすこと。また、やつした姿。 2 おしゃれをすること。また、その人。「さてこそ一方ならぬ御—と見たるも」〈紅葉・不言不語〉 3 「俏し方(がた)」「俏し事」の略。
やつ・す【俏す/窶す】
[動サ五(四)] 1 目立たないように姿を変える。また、みすぼらしい姿にする。「身を—・す」 2 やせるほど思い込む。顔形が変わるほど、一つのことに夢中になる。「恋に身を—・す」 3 出家する。...
やつやつ‐し・い【窶窶しい】
[形][文]やつやつ・し[シク]ひどくやつれている。みすぼらしい。「—・いほど質素な服装などが」〈藤村・家〉
やつ・る【窶る】
[動ラ下二]「やつれる」の文語形。
やつれ【窶れ】
1 病気や心労でやつれること。また、そのようす。「—が見える」「面(おも)—」 2 見栄えがしなくなること。「何ばかりの御身の—にかはあらむ」〈源・若菜下〉 3 人目につかないように、みすぼらし...
やつす【×窶す】
1〔目立たぬように姿を変える〕be disguised, disguise oneself ((as a beggar))農夫姿に身をやつして無事関所を通り抜けた「Disguised as [I...
やつれ【×窶れ】
彼は病気でやつれが見えるHe looks wasted [emaciated] by his illness.彼女は所帯やつれしていたShe was worn (out) with domest...
やつれる【×窶れる】
〔やせ細る〕be wasted;〔疲れ果てる〕be worn out彼は見る影もなくやつれていたHe was worn to a shadow./He was a mere shadow of ...