あぶら【油/脂/膏】
1 水に溶けず、水よりも軽い可燃性物質の総称。動物性・植物性・鉱物性があり、食用・灯火用・燃料用・化学工業の原料など用途が広い。 ㋐動物の肉についている脂肪分。脂身(あぶらみ)。「—の多い切り身...
あぶら‐ぐすり【脂薬/膏薬】
種々の薬物を脂で練りあわせた薬。塗り薬・貼り薬として用いる。こうやく。
こう【膏】
[人名用漢字] [音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]あぶら 1 動物のあぶら。「膏血・膏油」 2 うまい食物。「膏梁(こうりょう)」 3 心臓の下の部分。「膏肓(こうこう)」 4 半練り状の薬...
こう‐う【膏雨】
農作物をうるおし、生育を助ける雨。恵みの雨。甘雨。「旱魃(かんばつ)に枯れかかった稲の穂が—を得たように」〈漱石・行人〉
こう‐けつ【膏血】
《「宋史」王禹偁伝から》人の脂と血。苦心して得た収益のたとえ。「生活に揉まれ、人々の—に塗(まみ)れ」〈小林秀雄・無常といふ事〉