あいごのわか【愛護の若】
説経節の曲名。また、その主人公。万治4年(1661)以前に成立。長谷観音(はせかんのん)の申し子の愛護の若は、継母により盗人の汚名を着せられ自殺するが、のち、山王権現としてまつられる。この題材は...
あらんにゃ【阿蘭若】
《(梵)araṇyaの音写。寂静処(じゃくじょうしょ)・遠離処(おんりしょ)と訳す》 1 仏語。もとは森林の意。静かな、修行に適する所。練若(れんにゃ)。 2 寺。庵(いおり)。「いきどほる心お...
何(いず)れ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)
《アヤメとカキツバタは似ていて区別がつきにくいところから》どちらも優れていて優劣がつけにくいこと。
後(うし)ろ弁天(べんてん)前(まえ)般若(はんにゃ)
後ろ姿は美しいが、顔はそうでないこと。後ろ弁天前不動。
うめわか【梅若】
能のシテ方の一派。もと丹波猿楽の一座。近世初頭に観世座に併合された。大正10年(1921)観世流から分かれたが、のち復帰した。
かきつばた【×杜▲若】
〔アヤメ科多年草〕an iris
じじゃく【自若】
自若たる self-possessed自若として composedly; calmly ⇒たいぜん(泰然)
たいぜんじじゃく【泰然自若】
彼は泰然自若としていたHe never lost his 「presence of mind [composure]./He remained perfectly calm./He did no...
ろうにゃく【老若】
young and old老若男女young and old of both sexes老若男女を問わずregardless of age or sex/young and old, men a...
かく‐まつじゃく【郭沫若】
[1892〜1978]中国の文学者・歴史学者・政治家。楽山(四川省)の人。名は開貞。日本に留学中、文筆活動を開始。日中戦争勃発と同時に抗日救国に活躍。中華人民共和国成立後、政務院副総理・中国科学...
クオ‐モールオ【郭沫若】
⇒かくまつじゃく(郭沫若)
さるわか【猿若】
1 初期歌舞伎で、こっけいな物まねや口上の雄弁術などを演じた役柄。道化方(どうけがた)の前身。 2 1を主人公とした歌舞伎狂言または所作事。諸種の演目があったが、中村座の寿狂言として伝わる「...
じつかわ‐えんじゃく【実川延若】
大阪の歌舞伎俳優。屋号は河内屋。 (初世)[1831〜1885]本名、天星庄八。和事・濡(ぬ)れ事をよくし、4世嵐璃寛(あらしりかん)・中村宗十郎とともに京坂劇壇の三羽烏(さんばがらす)とよば...
ゆう‐じゃく【有若】
[前538ころ〜前457ころ]中国、春秋時代の魯(ろ)の人。孔子の門人。容貌や言行が孔子に似ていたため、一時門人に慕われ、有子と敬称された。