しゅく‐すい【菽水】
豆と水。きわめて粗末な食べ物、また貧しい生活をいう。「—の奴(つぶね)に御恩(めぐみ)をかへし奉るべし」〈読・雨月・菊花の約〉
菽水(しゅくすい)の歓(かん)
《「礼記」檀弓下から》貧しい生活をしながらも、親に孝養を尽くして喜ばせること。
しゅく‐ばく【菽麦】
豆と麦。
菽麦(しゅくばく)を弁(べん)ぜず
《「春秋左伝」成公一八年から》豆と麦との区別もできない。まことに愚かで、物事の区別もつかないことのたとえ。
まめ【豆/荳/菽】
[名] 1 マメ科植物の種子。特にそのうち、食用にするものの総称。大豆(だいず)・小豆(あずき)・ササゲ・エンドウ・ソラマメ・インゲンマメ・ラッカセイなど。マメ科の双子葉植物は約1万9500種...