しらみ【虱/蝨】
シラミ目の昆虫の総称。体は微小で扁平。腹部は大きく、頭部・胸部は小さく、翅(はね)はない。吸う口をもち、人畜の吸血害虫。アタマジラミ・ヒトジラミ・イヌジラミなど。《季 夏》
しらみ‐つぶし【虱潰し】
物事を片端から一つ一つ落ちのないように処理すること。「一軒一軒—にあたる」
虱(しらみ)の皮(かわ)を千枚(せんまい)に剝(は)ぐ
きわめてけちなこと。非常に貪欲(どんよく)であることのたとえ。
虱(しらみ)の皮(かわ)を槍(やり)で剝(は)ぐ
小さな物事を処理するのに大げさに行うことのたとえ。
しらみ‐ばえ【虱蠅】
双翅(そうし)目シラミバエ科のハエの総称。体は小形で扁平。翅(はね)は退化的で、鳥類や哺乳類に外部寄生する。馬・牛などの吸血害虫のウマシラミバエが代表種。