しょ【諸】
[音]ショ(漢) [訓]もろ もろもろ これ [学習漢字]6年 〈ショ〉多くの。もろもろの。「諸君・諸侯・諸国・諸派・諸般」 〈もろ〉「諸手・諸肌」 [名のり]つら・もり
しょ‐あく【諸悪】
いろいろの悪事や悪行。また、多くの悪い現象や出来事。「—の根源を断つ」
しょあく‐まくさ【諸悪莫作】
仏語。諸悪をしてはいけないということ。七仏通戒の偈(げ)の初句。
しょ‐う【諸有】
仏語。 1 あらゆるものみな。諸法。 2 《「有」は有情としての存在・生存の意》生命のあるものの生存の状態に種々あること。主として二十五有の迷いの境界をいう。
しょ‐え【諸衛】
平安時代、左右近衛府・左右兵衛府・左右衛門府の総称。
しょあく【諸悪】
various evils [crimes]金は諸悪の根源だMoney is the root of all evil.
しょがかり【諸掛かり】
expenses諸掛かりは全部で12万円となったIn all, the expenses amounted to 120,000 yen.諸掛かりを差し引いて純益は7万4千円であるThe net...
しょぎょうむじょう【諸行無常】
Everything is evanescent [transient].
しょくん【諸君】
諸君〔演説の冒頭で〕Gentlemen!/Ladies and gentlemen!学生諸君の言っていることは私には分からないI don't understand what you studen...
しょげい【諸芸】
accomplishments諸芸に通じているbe accomplished in various arts諸芸に通じた女性an accomplished lady
しょくん【諸君】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょけい【諸兄】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょけん【諸賢】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょこく【諸国】
[共通する意味] ★多くの国々。[英] many countries[使い方]〔諸国〕▽アフリカの諸国〔列国〕▽核兵器の廃絶を列国によびかける[使い分け]【1】「諸国」は、「欧米諸国」「西側諸国...
しょし【諸子】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょぎょうむじょう【諸行無常】
この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。▽仏教語。「諸行」は因縁によって生じた、この世の一切の事物。
しょしひゃっか【諸子百家】
中国春秋戦国時代に開花した、多くの思想や学派、またその著作物の総称。儒家(孔子こうし・孟子もうし)・道家(老子ろうし・荘子そうし)・墨家(墨子ぼくし)・法家(韓非子かんぴし)・名家・陰陽いんよう家などの六家・九流があり、秩序の安定や再建を目的とし、中国思想の源泉となった。
しょせつふんぷん【諸説紛紛】
いろいろな意見が入り乱れて、まとまりがつかないさま。また、さまざまな憶測が乱れ飛んで、なかなか真相がつかめないさま。▽「紛紛」は入り乱れたさま。「紛紛」は「芬芬」とも書く。
しょほうむが【諸法無我】
宇宙間に存在するあらゆる事物には、永遠不変な本性である我ががないということ。仏法の大綱である三法印さんぼういんの一つ。▽「諸法」はあらゆる事物、ありとあらゆるものの意。「我」はその存在をあらしめている永遠不変の本質。
しょかつ‐こうめい【諸葛孔明】
⇒諸葛亮(しょかつりょう) 陳舜臣の長編歴史小説。平成3年(1991)刊行。翌年、第26回吉川英治文学賞受賞。
しょかつ‐りょう【諸葛亮】
[181〜234]中国三国時代の、蜀漢(しょっかん)の丞相。琅邪(ろうや)(山東省)の人。字(あざな)は孔明。劉備(りゅうび)に仕え、赤壁の戦いで魏(ぎ)の曹操を破った。劉備没後、その子劉禅を補...
もろい‐まこと【諸井誠】
[1930〜2013]作曲家。東京の生まれ。東京音楽学校卒。電子音楽を日本に紹介し、邦楽器とオーケストラを融合させるなど、日本の現代音楽界を牽引した。平成7年(1995)紫綬褒章受章。
もろはし‐てつじ【諸橋轍次】
[1883〜1982]漢学者。新潟の生まれ。東京文理科大教授・静嘉堂文庫長などを歴任。昭和2年(1927)から同35年にかけて「大漢和辞典」全13巻を完成した。文化勲章受章。