この‐え【近衛】
1 「近衛府」の略。 2 近衛府の官人。 3 「近衛師団」の略。 4 「近衛兵」の略。
このえ【近衛】
姓氏の一。 五摂家の一。平安末期の関白藤原忠通の長男基実を祖とし、その子基通が京都近衛殿に住み、これを家名とした。以後、歴代摂政・関白・太政大臣を出した。明治になって公爵。 [補説]「近衛」...
こん‐え【近衛】
⇒このえ(近衛)
このえきへいたいのしかん【近衛騎兵隊の士官】
《原題、(フランス)Officier de chasseurs à cheval de la garde impériale chargeant 》ジェリコーの絵画。カンバスに油彩。人馬一体とな...
このえ‐しだん【近衛師団】
宮城の守護および儀仗(ぎじょう)を任務とした旧日本陸軍の師団。明治4年(1871)に創設された御親兵を翌年近衛兵と改称、同21年に近衛師団となった。
このえ‐あつまろ【近衛篤麿】
[1863〜1904]政治家。京都の生まれ。日清同盟を唱えて東亜同文会・国民同盟会を組織。また、対露同志会を結成して対露強硬政策を主張。学習院院長・貴族院議長・枢密顧問官を歴任。
このえ‐いえひろ【近衛家熙】
[1667〜1736]江戸中期の公卿。摂政・関白・太政大臣を歴任、准三后。出家して予楽院と号した。書は当代一流と称された。
このえ‐さきひさ【近衛前久】
[1536〜1612]安土桃山時代の公卿。幼名、晴嗣、のち前嗣。法名、竜山。歌道・書道・暦学・有職故実などにすぐれ、文化の地方への普及に貢献した。
このえ‐てんのう【近衛天皇】
[1139〜1155]第76代天皇。在位、1142〜1155。鳥羽天皇の第9皇子。名は体仁(なりひと)。在位中は鳥羽法皇が院政。
このえ‐のぶただ【近衛信尹】
[1565〜1614]安土桃山時代の公卿。前久(さきひさ)の子。初名、信基、のち信輔。号、三藐院(さんみゃくいん)。書にすぐれ、その書風は近衛流とよばれる。寛永の三筆の一人。日記「三藐院記」がある。