ふし【五倍子/付子/附子】
ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。紡錘形で、タンニンを多く含み、インク・染料の製造に用いる。昔はお歯黒に用いられた。ごばいし。《季 秋》「山の日は—...
ぶ‐し【付子/附子】
キンポウゲ科トリカブト属植物の側根。アコニチンなどのアルカロイドを含み、毒性が強い。漢方で興奮・強心・鎮痛などに用いる。ぶす。
ぶ‐す【付子/附子】
1 「ぶし(付子)」に同じ。 2 《1が人から恐れられるところから》憎みきらうもの。「若い時から犬は—でおりゃるよ」〈浄・天鼓〉
ぶす【附子】
狂言。主人が太郎冠者(かじゃ)と次郎冠者に附子という毒の見張りを命じて外出する。二人はそれが実は砂糖だと知ってなめ尽くしてしまい、わざと主人の大事な物を壊して、附子をなめたが死ねなかったと言いわ...