お‐から【御殻/雪花菜】
《女房詞から。豆腐を作るときの豆乳をしぼったあとの「から(殻)」の意》大豆(だいず)のしぼりかす。食用、また飼料にする。豆腐殻。きらず。うのはな。
から‐じる【殻汁/雪花菜汁/豆滓汁】
おからを入れた味噌汁。うのはなじる。
きら‐ず【切らず/雪花菜】
《切らずに用いることができる意》おから。うのはな。「おから」が「空(から)」に通じるのを嫌っていった語。
すす・ぐ【濯ぐ/洒ぐ/滌ぐ/漱ぐ】
[動ガ五(四)]《上代は「すすく」》 1 汚れを水で洗い落とす。水で清める。「洗濯物を—・ぐ」「手足を—・ぐ」 2 (漱ぐ)水などで口中をきれいにする。うがいをする。ゆすぐ。「口を—・ぐ」 3 ...
せき‐だ【席駄/雪駄】
「せった(雪駄)」に同じ。
せつじょく【雪辱】
[共通する意味] ★自分に害を与えた相手に対して、それに見合う害を返すこと。[英] revenge; retaliation[使い方]〔仕返し〕スル▽上級生の仕返しがこわい〔報復〕スル▽隣国のテ...
ゆき【雪】
[共通する意味] ★大気中の水蒸気がさまざまな形をとり、空から降るもの。[使い方]〔雨〕▽雨が降る▽雨があがる〔霙〕▽雨がいつしか霙に変わった〔氷雨〕▽氷雨が頬(ほほ)に冷たく触った〔雪〕▽雪が...
ゆきおろし【雪下ろし】
[共通する意味] ★積もった雪を取り除くこと。[英] snow removal[使い方]〔雪掻き〕▽自宅の前の道路の雪掻きをする〔除雪〕スル▽電車の運転再開のための除雪作業▽除雪車〔雪下ろし〕▽...
ゆきかき【雪掻き】
[共通する意味] ★積もった雪を取り除くこと。[英] snow removal[使い方]〔雪掻き〕▽自宅の前の道路の雪掻きをする〔除雪〕スル▽電車の運転再開のための除雪作業▽除雪車〔雪下ろし〕▽...
ゆきげしき【雪景色】
[共通する意味] ★雪の降る景色。また、雪の降り積もった景色。[英] a snow scene[使い方]〔雪景色〕▽一幅の絵のような雪景色〔銀世界〕▽一面の銀世界[使い分け] 「雪景色」は、雪が...
せっぱくひょうし【雪魄氷姿】
高潔で潔白な人物のこと。清楚せいそな白い梅の花の形容から。
せつげつふうか【雪月風花】
四季折々の自然の美しい景色のこと。また、それを見ながら、詩や歌を作ったりする風流なさまのこと。「風花雪月ふうかせつげつ」ともいう。
せつでいのこうそう【雪泥鴻爪】
行方がわからないこと。あとには、何も残らないということ。雪解けのぬかるみの道には、鴻おおとりの足跡も残らないという意味から。また、はかない人生のたとえとしても使われる。
せつりのせいこう【雪裏清香】
梅の異名。雪のある間はほとんどの花はその姿を見せないが、梅だけはまだ雪のある間に清らかな香りを漂わせているという意。▽「雪裏」は雪が降っている中、また、雪の積もっている中。
せっしゅう【雪舟】
[1420〜1506]室町後期の画僧。備中の人。諱(いみな)は等楊(とうよう)。京都の相国寺に入り、画技を周文に学んだ。山口に画房、雲谷庵(うんこくあん)を開設。渡明を挟んで宋元画を広く学び、の...
せっそん【雪村】
[1504〜?]室町後期の画僧。常陸(ひたち)の人。諱(いみな)は周継。号、鶴船・舟居斎。雪舟に私淑。関東・東北地方で活躍した。作「風濤図」など。
せっそん‐ゆうばい【雪村友梅】
[1290〜1347]鎌倉末期から南北朝時代の臨済宗の僧。越後の人。一山一寧(いっさんいちねい)に参禅。元に渡り、帰朝後は万寿寺・建仁寺・南禅寺などに歴住。著「岷峨(みんが)集」など。
せっちゅうあん【雪中庵】
俳人、服部嵐雪(はっとりらんせつ)の別号。→雪門(せつもん)